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2020.09.01

糖尿病と歯科治療  2020.9.1

ホームページをリニューアルするにあたり6月からストップしていましたマンスリーブログを再開いたします。
いつも皆様に見ていただき感謝申し上げます。
コロナの影響で様々なセミナーが中止になる中、「日本アンチエイジング歯科学会のスペシャルWEBセミナー」が開催されました。

今回、セミナーで学んだことをお伝えいたします。

①糖尿病と歯科治療
②完治しない歯周病について
③認知症と歯科治療について

今月は①糖尿病と歯科治療についてお話しいたします。

令和の時代は歯科の革命期であり、全身疾患とのかかわりが重要視されるようになってきました。
2020年4月に医科診療報酬改定ドラスティックな改革が起こり、歯科医療機関連携加算2という保険の点数が加算され、直接糖尿病内科から患者様を紹介する予約が入る時代になりました。
糖尿病治療ガイドでは合併症として認められ、2019年糖尿病診療ガイドラインではⅡ型糖尿病が推奨グレード「A」になり、2020年糖尿病連携手帳には歯科を受診したかのチェック項目が入りました。

このように口腔管理をしっかり行うことは糖尿病を悪化させない、あるいは糖尿病を予防するということが医科からも発信されました。

歯周病が重症であるほど、血糖コントロールは不良となります。
歯周治療として歯周組織の慢性炎症を改善しますとインスリン抵抗性が軽減し血糖コントロールの状態が改善することが報告されています。
むずかしくなりますが、主因はマクロファージ機能や好中球の細菌貧食能が高血糖や虚血によって低下し、歯周病菌の増殖を制御できなくなることなのです。

もし、糖尿病があってお口の中の歯の数が一桁の場合、要介護リスクが高まり、万が一入院したとしてもお口の中の清掃状態が悪いと入院日数が2倍もかかってしまうということです。
全身の病気を悪化させないためにも、日々の定期健診プロフェッショナルによるお口の中の管理を心がけてくださいね。
美容室と同じです。クリニックに2か月に1度の定期健診の患者様は私たちがお守りしているので安心です。
全身管理は歯科管理から。

2020.06.22

歯周病と女性ホルモン そしてアロマスプレー  2020.6.22

歯周病と原因となる歯周病菌は女性ホルモンの影響が深く関係しています。
女性ホルモンの分泌地が増加すると歯肉の血液量が増えて刺激に対して過敏になったり、少しの傷で出血したり赤く腫れたりします。
ホルモンバランスがくずれると歯肉炎から歯周病に悪化しやすいので注意が必要です。

★思春期では口臭が気になったり、
★妊娠中はお口の中の清掃が行き届かなく歯周病になりやすいのです。
★更年期では体調の変化からさらにストレスが溜まり骨密度も減少、唾液も少なくなるので歯周病菌が増殖しやすくなります。
日頃の定期健診でしっかりチェックして頂いてください。

新型コロナウイルスでのステイホームから女性ホルモンも不安定になりがち…

そこで女性ホルモンにアタックする100%精油のアロマスプレーをリリースいたしました。

ストレス軽減や幸福感をアップさせる女性ホルモンのバランスを整える精油と感染対策・免疫力アップなど免疫力向上作用や抗菌・抗ウイルス作用のある精油を使用しております。
香りは森林の中にいるような、女性らしい優雅な香りです。
ローズを使っていませんのでローズの香りが苦手な方にもおすすめです。

 

もちろんクリニックに治療にいらして下さっている患者様はクリニックで購入できますし、大小セット価格で割引きできるので来院した際には香りをお試し下さい。
こちらから購入できます★

 

 

2020.05.20

新型コロナウイルス対策 2020.5.20

4月は特にどの業種の方々も大変な時期でしたね。
歯科クリニックは医療従事者としてクローズすることも出来ませんでしたので、検診の患者様は先延ばしにし、治療が必要な患者様、痛みのある患者様、急患の患者様だけの治療となりました。

エントランスはアルコールスプレーを設置し、熱のある患者様、
帰国後14日間の自宅待機後かどうかなどの海外渡航歴などをお尋ねする貼り紙をいたしました。
実際患者様はしっかりマナーをわきまえてそのような患者様はいらっしゃいませんでした。

待合室は密集にならないように予約の間隔をあけ1人~2人に。
治療ユニットはあえて1台を使わずに患者様同士の距離をあけました。
(閑散としていました…)

自動ドアは開けたまま換気をFullに行いました。
受付は抗ウイルス効果のあるウイルス対策のビニールシートを張り、
カウンターには酸化電位水の噴霧と植物アルコールのアロマで抗菌・抗ウイルス対策を行いました。
患者様にはオゾン水でしっかりうがいをしていただきお口の中、喉を殺菌していただきました。

健康な方でしたら、歯科は特に以前から感染対策に特化した医療ですので、安心して受診して下さい。 お口の中の環境が悪化しますと特に高齢の方は誤嚥性肺炎のリスクが高まり、虫歯や歯周病は無自覚のまま進行します。 気付いたときに手遅れにならないためにもぜひ新型コロナウイルスで遠ざかっていた方ぜひ予約をお取りして下さいね。 スタッフ一同万全の態勢でお待ちしております。

★酸化電位水とは
水道水に少々塩を加え、特殊な電気分解を行うことにより病原微生物を瞬時に殺菌する水になります。
水素イオン濃度がPH2.7以下の強酸性溶液となり最近ウイルスの増殖機能範囲のPH4~9をはるかに超え増殖を抑えます。また活性酸素の働きにより酸化還元電位+1100㎷以上の高電位の水が微生物の細胞壁(-400~+800㎷)を破壊し呼吸代謝を完全に断つことにより殺菌、殺ウイルス、殺真菌効果を有する水なのです。

★オゾン水とは
オゾンは海や山などで微量に存在する他に、成層圏にもオゾン層として存在し、宇宙から降り注ぐ有害な紫外線から人を防御しています。
オゾン水はオゾン(O₃)が水(H₂O)に溶解している状態のことをいい酸化による除菌、脱臭後、酸素と水へと戻るので地球にやさしく、人体の免疫力の賦活化作用、疼痛緩和、自然界ではフッ素に次ぐ強い酸化力を持ちその酸化力は塩素の7倍と言われています。

2020.04.26

歯磨きとフロス どっちが先?  2020.4.26

今までは歯ブラシをして仕上げにフロス!を指導していました。
実はフロスを歯磨きの前に行うことが最も効果的に歯垢を除去してくれる理想的な順序であることが示されました。
この報告書は寧国歯周病学会(AAP)が発行するJournal of Periodontology(JOP)誌で特集されました。

「ブラッシングとフロッシングの順序が歯間部の歯垢減少とフッ化物の維持に与える影響:無作為化対照臨床試験」というタイトルの試験でフロスをしてから歯ブラシを行った時に有意に減少したということです。

フロッシングは歯間の細菌と残屑を解きほぐすため。
次にブラッシングを行うと口内を水ですすぐ際に細菌をされに口内から取り除くことができるのです。

フッ素配合の歯磨き剤を使った場合、ブラッシング前にフロスを使ったほうがう蝕予防に役立つ無機質のフッ化物が口腔内でより高濃度で維持されるのでクリニックでは患者様にこの順番を指導しております。

いずれにしても笑顔溢れるお口元を維持するためには忘れずに両方を毎日行うこと、定期的に歯周病検査を受けることはとっても大切ですね。

 

 

 

 

 

2020.03.16

トレンドウォッチ ”唾液の力”   2019.3.16

口腔ケアが全身ケアにつながることが認識されるようになってきましたね。
年齢と共に誤嚥性肺炎や口腔乾燥症が増えてきます。
その予防に重要な役割を果たすのが『唾液』なのです。
年を重ねるごとに唾液が減少していきますのでいかに唾液で潤うようにするかがキーポイントになります。

1日に分泌される唾液の量は
成人で約600㎖
子供(5歳児)で500㎖

唾液の99%以上は水分で残り1%にアミラーゼ(酵素)や1gA(免疫物質)、ラクトフェリン(抗菌物質)などが含まれていて

◆自浄作用
◆抗菌作用
◆PH緩衝作用
◆再石灰化作用
◆消化作用
◆粘膜保護作用

など多くの働きがあります。以前にもお話しましたね。

唾液量には概日リズムがあって日中が最も多く夜間には減少します。
睡眠中は唾液は分泌されないといわれてきましたが、”小唾液腺”から染み出すように出ているため実は夜間も口腔内のPHはそれほど低下しないで酸性に傾いたのを中和したり虫歯の予防に役立っていることが最近の研究で明らかになったそうです。
でも呼吸の場合は明らかに口の中が乾きますので、口呼吸用のマウスピースなどで対処しましょう。

それから唾液の到達量はお口の中の部位で異なります。
唾液は下の前歯の下側が最も多く上顎の前歯の唇側が最も少ないことがわかっています。
つまり上の前歯は虫歯になりやすいのです。
下の前歯は逆に歯石が付きやすくなります。

PF3ぐらいのフルーツジュースなどを飲むとお口の中のPHは3近くまで下がりますが下の前歯の前歯の舌側では瞬時(2~3秒)に元の「7」近くまで戻ります。
口唇や舌を動かさずにじっとしていると上の前歯の舌側や奥歯の頬側では30分経過しても元のPHには回復しないのです。

上の歯には唾液が自然には到達しないので飲んだり食べたりした後は舌や唇をよく動かして唾液をお口全体にいきわたらせつことが大切ですね。
クリニックで作れる『マウスキュット』でも唾液をよく出すことができます。

最近食べたら30分以上たってから歯磨きしましょう!という意見が変わってきました。私もつい最近まではスタッフや患者様にもお話してきましたが、
唾液中のリン酸カルシウムが歯に戻る(再石灰化)は数秒という短時間で起こる為歯の脱灰はほとんどなく食後すぐに歯磨きをしても全く問題ないということです。
★明海大学保健医療学部口腔保健学科教授 渡部茂先生から

食事の余韻も楽しみたいですから、食べたらしばらくしてから磨きたいものです。

お口の中の『唾液』を意識してみてはいかがですか。

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