2冊目出版本完成しました‼ 2022.5.30
1冊目の書籍「美容歯科医がこっそり教えるほんとうの綺麗をつくる方法」に引き続き2冊目の出版になります。
前回の内容にチーズって歯を守ってくれるのですよ‼という内容が書いてあります。
今回の本には「おしゃれで簡単 歯科医がすすめる 歯を守るチーズレシピ」にはなぜチーズは歯を守ってくれるのかという内容を簡単に説明しております。
ダイエットや血糖値が上がりにくいこと、筋肉を作ってくれること強いては認知症予防についてなどわかりやすく説明してあります。
すべてしっかりしたデータに基づいての内容です。
お料理はほんと手軽にチーズが取り入れられるよう簡単おしゃれな内容です。
ぜひアレンジしてみて下さい。
あっその前に本をAmazonでポチっとしてからですね。
そして「GOETHEゲーテ 7月号」in the officeのページにチーフ鈴木が掲載されました‼
是非こちらもご覧下さい。
酒井 暁美
免疫に緑茶っていいですよ 2022.4.1
緑茶には歯科では口臭予防、歯周病予防があるので歯磨き剤に使われたりします。
↑この雑誌に何回かでてます。
今回はその中でも今、コロナ過で大事な「免疫」に対する効果についてお話致します。
緑茶にはビタミンDとビタミンB12を除くビタミン類、タンニン類(カテキン類、テアフラビンなど)カフェイン、アミノ酸(テアニン、グルタミン酸など)の栄養素が含まれています。
こちらの栄養素(主にカテキン)の作用によりガン抑制、メタボ関連、疾患予防、肝機能保護、老化抑制、脳機能調節、アレルギー緩和、抗菌、抗ウイルス、骨粗鬆症予防、歯周病予防、腸内細菌調整などの効果が期待されます。
これは緑茶に含まれるカテキンと核酸にマクロファージ細菌の貧食能を活性化させたりパイエル板のIgA産性能の活性化などにより免疫力をアップさせる作用があるからだと考えられます。
なんだか難しいですが、免疫をアップ!するということを覚えて下さいね。
健康な人の唾液に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を添加し緑茶で10秒間処置した後にウイルスの感染力を評価したところウイルス力価は検出可能なレベルを下回る1/100未満に低下したということです。
お茶を飲んだり、お茶で洗ったりすることで新型コロナウイルスが抑制される可能性が示唆されたのです。
特に効果的なのは緑茶を熱水抽出するのではなく冷水(4℃)で抽出するのがよいと分かっています。
さらに、カテキンをたくさん摂取するために茶葉そのものを粉にした粉茶や抹茶などそのまま摂るのが良さそうですね。
食材の最後の隠し味などに取り入れてはいかがでしょうか。
口臭も歯周病もコロナからも遠ざけるすばらしい食材ですね。
メディカルアロマ外来 2022.3.1
医療に使われるアロマを取り入れております。
フランスやベルギーでも現在、医療として使われておりアメリカでも取り入れを始めています。
市場に出回っている一般的なエッセンシャルオイルの多くはその純度が証明されていなくて、全てが安全というわけではありません。
増量剤などの添加物や農薬などの残留物、不純物が含まれていることがあります。
クリニックで取り扱っているアロマオイルはドテラ社のものでCPTG基準を満たした最高級の品質です。
経口摂取もできますし原液塗布もできます。
院内はその日のお天気、患者様の気分に合わせてブレンドしてディフューザーで空間に噴霧しております。
デンタルエステにも顎回りから首筋にかけて患者様の症状によってオイルを使い分けますし、ホワイトニングの患者様には御希望でしたらアロマオイルを使ったハンドマッサージも行っております。
患者様によっては1瓶を買われる方もいらっしゃいますが小さい携帯瓶に2,000円(税抜)で調合しますのでぜひお声かけ下さい。
歯科でも漢方薬が処方できるんです 2022.2.1
2022年2月13日「日本歯科東洋医学会学術研修会」に行ってきました。
以前のマンスリーブログでも紹介しましたが、歯科でもあれから4種類増えて11処方ができるようになりました。
漢方薬治療も鍼灸治療もできますが、今回は漢方薬についてお話致します。
日本歯科医師会点数表に掲載されている漢方薬は
「口腔乾燥症」 五苓散 白虎加人参湯
「歯周炎」 排膿散及湯
「歯痛,抜歯後疼痛」 立効散
「口内炎」 茵蔯蒿湯 半夏瀉心湯 黄連湯
「口腔顔面領域の筋肉痛,神経痛,三叉神経痛」 葛根湯
「顎関節症,口腔顔面領域の筋肉痛」 芍薬甘草湯
「口腔顔面領域の疾患に関与する病後の体力低下や食欲不振」 補中益気湯 十全大補湯
芍薬・甘草入り 甘草入り
特にクリニックでは
・口腔乾燥症の患者様に五苓散
・なかなか治らない口内炎に半夏瀉心湯
・口腔顔面領域の疾患に関与する体力低下や食欲不振などに補中益気湯
を処方します。
↑五苓散服用
咀嚼ができにくかったりした場合は唾液の分泌が低下しますので補綴物を作り義歯やインプラントなど適正な嚙み合わせを作り、歯ぎしり食いしばりなどには噛み合わせ調整とマウスピースで対処します。
治療してもどんどん進行する歯周病は頻繫な定期健診で歯石や汚れを取り除き、唾液分泌の低下や歯ぎしり食いしばりなどこれらの問題には免疫力、血流、ストレス、抗酸化力が関わってきます。
血流↑アップ 十全大補湯
免疫力↑アップ 補中益気湯 十全大補湯
ストレス↓軽減 補中益気湯
抗酸力↑アップ 11種類全部
これらの漢方薬が有効です。
このように歯科に関わる症状に処方する漢方薬は全身の健康維持につながります。
ドラックストアで売っていますが高くて効果が劣るようですので医療処方で出した方がよいとうことです。
漢方薬は西洋薬にはない多才な作用を有し体質を改善して未病への予防もしてくれます。
身体に優しい漢方を症状に合わせて処方しますので漢方でお願いしますと来院して下さいね。
3Dスキャナーで一歩先を行く診療を実現 2022.1.1
マウスピース矯正、インビザラインの矯正装置を作製する時『iTero Element(アイテロ エレメント)』という3Dスキャナーで採取しています。
今までは『シリコン印象』という精密印象材で、型をとるため嘔吐反射がある方は特に大変でした。
この『iTero』の導入で快適にしかも精密に歯型をとることができます。
これまではシリコン印象した歯型をアメリカまで空輸していたのですが、今ではデータをインターネットで送りますので1~2週間も早く治療をスタート出来るのです。
単なる口腔内スキャナーではなく
・3Dデジタル印象、ジルコニアなどの補綴物の型取りも行います
・口腔内カラー写真
・経時的変化を記録することで患者様により理解して頂けます
・嚙み合わせの強い所、弱いところなどの咬合診断
・隣接面の虫歯の発見
・歯がどのように動いていくかのシュミレーションシステム
・もちろん口腔内カメラとしても使えますが、なんと言っても放射線照射なしなのです。
近赤外光画像(NIRI)技術で歯の内部構造をリアルタイムでスキャンしデータ化します。
普通のレントゲンでは心配という患者様に早期発見に役立ちますね。
矯正だけでなく嚙み合わせが不調の方も先進的な視覚化ツールで患者様は御自身の口腔内状態についてリアルタイムで知ることができます。
私達クリニック側からも、診断と治療のワークフローがよく患者様の石膏模型もスキャンデータでクラウド上に保管できるのも助かります。
今年もどんどん進化し続けますのでどうぞよろしくお願い致します。