ノンクラスプデンチャー

金属を使っていない義歯
(ノンクラスプデンチャー・エステティックデンチャー)

保険の入れ歯と金属を使わないノンクラスプデンチャー入れ歯の針金が審美的に問題あるという方、インプラントは抵抗のある方、インプラントの上部構造で噛めるようになる前でも綺麗でいたいという方におすすめです。
金属を一切使わない部分入れ歯で素材は柔らかく少々曲げても割れることはありません。歯茎と同じピンク色なので装着していても目立ちません。特に一時的にきれいでいたい方におすすめです。
ただすべての部位の部分入れ歯に使用できるわけではなく、その症例は限られていますし、その素材の関係からだいたい2~3年ぐらいしかもちません。そのため新しく作り直す必要があります。
大きくわけて日本で取り扱っているノンクラスプデンチャーの素材にはポリアミド(ナイロン)、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリプロピレンの4種類があります。 それぞれ特徴があり、当クリニックではその中の3種類を厳選して使用しております

名称 エステショット ルシトーンFRS バルブラスト
特徴 チェアサイドにて即重レンジでの修理が可能です 信頼性の高いナイロン系の材料で安全性と審美性に優れています 柔軟性が高い為、破損の恐れがほとんどありません
素材 ポリエステル系 ナイロン系(ポリアミド)
高度 硬:2000Mpa 柔:1000Mpa

ポリエステル系

ポリエステル系ポリアミドよりは硬い材料、入れ歯を修理する材料(常温重合レジン)にくっつくため、クリニックでの修理が可能です。ノンクラスプデンチャーの中では適合精度が優れる材料です。やや硬いため、咬む力を歯肉に伝えやすい利点があります。表面が傷つきにくく、劣化してにくい利点もあります。新しく開発された材料のため、現在のところエステショットのみに使用されています。

<特徴>

新しい材料、適合精度に優れる、調整・修理がしやすい

ナイロン系(ポリアミド)

ナイロン系(ポリアミド)ノンクラスプデンチャーの中でも特に柔らかく壊れにくい材料です。痛みが出にくく装着感に優れます。その反面、柔らかいため咬む力を伝える能力が落ちる欠点があります。 入れ歯の調整や修理がしにくく、修理する材料にくっつかないためその場での修理ができません。

<特徴>

最も普及。柔らかく、壊れにくい。装着感に優れる。調整・修理がしにくい。 奥歯など、欠損している所に有効です。

ノンクラスプデンチャーの長所、短所

長所としては

  • 見た目が入れ歯を装着しているかどうかわからないため、審美的に非常に有効です。
  • 軽く、柔らかいので違和感が少なくなります。
  • 落としても割れることがありません。少々力を入れて磨いても壊れることが少ないです。
  • 金属を使用していないので、金属アレルギーの心配がありません。
  • 金属を使用していないので締め付けられる感じがありません。
  • 金属のバネをかけないので残っている歯に負担をかけません。
  • 奥歯などの2~3本の少数の歯が欠損されている方におすすめです。

 

短所としては

  • 素材の寿命が短いということです
  • 2~3年程で新しいものを作り直すか、修理した方がいいです
  • ほとんどございませんが、それまでの間壊れてしまった場合修理する方法がほとんどないのが実情です
  • 入れられないケースもあり、私がしっかりと判断していきます
  • 定期的に作り直す必要があります

このノンクラスプデンチャーの寿命は短いですが、患者様の顎の状態も1年1年変わっていきますので、それまでの間、いかに美しく、快適に使うかがキーポイントになるかと思います。

短所としては

ノンクラスプ+シリコンデンチャー

ノンクラスプデンチャーの内側にシリコン材料が敷いてあるものになります。柔らかい材料とシリコンを重合する事で使い勝手が良くなります。

ノンクラスプ+シリコンデンチャー

ソフト審美義歯(コンフォート)

ソフト審美義歯(コンフォート)全ての方に、噛みしめられる生活を
入れ歯を使うすべての人々に’噛みしめられる生活を,という願いから0.75mmの生体用シリコーンを重合させたまったく新しい入れ歯「コンフォート」が発売されました。

コンフォートとは

コンフォートとは、入れ歯の肌に当たる部分を生体用シリコーンというクッション材で覆う特殊加工技術です。新しく入れ歯を作られる場合や、今ご利用の入れ歯に加工することができます。生体用シリコーンによって入れ歯のクッション性と密閉性を大幅に向上させることで「痛い」「噛めない」「外れやすい」という従来の入れ歯の常識を覆しました。

コンフォート4つのポイント

コンフォート4つのポイント

Point.1 歯ぐきを守る

コンフォートは医療に用いられる、生体用シリコーンというクッション材を使用しています。その軟質・粘弾性によって噛む力を分散させるため、歯ぐきに伝わる圧力を軽減します。部分的および全体的な痛みを防ぎます。

硬い入れ歯による歯ぐきのトラブル(歯ぐきの血流障害など)を緩和します。

Point.2 痛みを和らげる

コンフォートは歯ぐきの座布団、硬い入れ歯と歯ぐきの間でクッションの役割を果たしデリケートな歯ぐきをやさしく保護します。

もう食べるものを選ばなくても大丈夫です。硬いものでも、噛み切りにくいものでも、しっかり噛めるので食欲もよみがえります。

Point.3 外れにくい

生体用シリコーンの適度な弾力が吸盤のような密閉性を生み出し噛む時の顎の横の動きにも吸着性を実現します。

食事のときや話をするときに外れにくくなります。また、入れ歯と歯ぐきの間に食べ物が詰まりにくくなります。

Point.4 体に優しい素材

生体用シリコーンは「血液や体液によって変性しない」「アレルギー反応や炎症などの異物反応がない」などの理由から外科手術などの医療分野で使われている素材で、人体への影響がきわめて少ないと言われております。また接着剤なども一切使用していません。

知っておいていただきたい話

硬い入れ歯を使い続けると、歯ぐきの骨がなくなるんです!!歯ぐきの当たる部分が硬い入れ歯を長期間使っている患者さんのなかには、歯ぐきがやせ細ってくる方が多く見られます。硬い入れ歯によって歯ぐきに過度な負担をかけすぎたり、逆に全く刺激が伝わらなかったりすることが、歯ぐきの骨がどんどん やせ細ってしまう原因のひとつだといわれています。

知っておいていただきたい話

硬い入れ歯が歯ぐきに与える負担は

歯ぐきは歯槽骨(しそうこつ)という骨と、それを覆う咀嚼粘膜(そしゃくねんまく)という柔らかい粘膜でできています。いつまでも健康な歯ぐきを保つためにも、粘膜と骨を保護することが重要です。ところが、硬い入れ歯を使い続けることでこの粘膜と骨に大きなダメージを与えています。

粘膜がダメージを受ける原因は

歯槽骨(歯ぐきの骨)の形は、ギザギザしていたり尖っていたりと、均一な形状ではありません。粘膜はそうした尖った骨と硬い入れ歯に挟まれており、咀嚼(そしゃく:噛みしめること)によって大きなダメージを受けています。硬い床の上に座布団を敷かずに素足で正座すると、ゴツゴツした骨があるところが痛くなりませんか?それと同じ状態が粘膜に起こっているのです。粘膜は他の皮膚と違い、角質化(かくしつか)してタコが出来たり硬くなったりしませんので痛みを放っておくと炎症の原因になるとともに、粘膜中の血流障害(止血状態)や新陳代謝障害を引き起こす原因になるといわれています。

歯ぐきの骨(歯槽骨)がやせ細る原因

粘膜には薄いところ厚いところがあります。粘膜が薄い箇所では下の骨に過度の力が加わりやすく、結果として骨は退縮してしまうことがあります。退縮とは、常に強い力を与え続けられた骨がやせ細ることを指します。逆に全く刺激が伝わらない箇所の骨は、廃用萎縮をおこし、同じように歯ぐきの骨がやせ細っていきます。半年もベッドで寝たきりになっていると足の骨が細くなってしまうのと同じ現象です。この退縮や廃用萎縮など、骨がやせ細っていくことを骨吸収といいます。骨吸収を防ぐためには、歯ぐきに強すぎず、弱すぎない適度な刺激を伝えることが重要だと考えられます。

歯ぐきの骨がやせてしまうと

歯ぐきの骨がやせ細ると、ますます入れ歯が合わなくなったり、体への様々な悪影響が心配されます。いつまでも元気な歯ぐきを保って健康でいるためにも、入れ歯をご使用になる場合は、歯ぐきを守ることを考えてください。

コンフォートは、審美義歯の裏装材として最適な素材です。また、様々な審美義歯がありますので来院されてからの相談となります。

ノンクラスプデンチャーの費用

治療項目 消費税別料金
1歯 80,000円
片顎 120,000円
全顎 150,000円

※別途消費税を申し受けます。

Q&A

やわらかい義歯があると聞いたのですが?

コンフォート・ノンクラスプデンチャーをおすすめします。コンフォートとは、入れ歯の肌にあたる部分を生体用にシリコーンというクッション材で覆う特殊加工技術です。新しく入れ歯を作られる場合や、今お使いの入れ歯に加工することができます。
やわらかいためクッション性と密閉性を大幅に向上させることで、痛かったり噛めなかったり、はずれやすかったりという問題をなくしました。生体用シリコーンとは、外科手術などの医療分野で使われている素材で、人体への影響がきわめて少ないと言われております。
硬い入れ歯を使っていると強く当たるところなどが出て歯茎の骨がやせ細ってしまいます。歯茎に強すぎず弱すぎない適当な刺激が重要です。

Q.やわらかい義歯があると聞いたのですが?

針金が見えて困っています。

ノンクラスプデンチャー、コーススクローネおすすめします。
(1) ノンクラスプデンチャーとは金属の止め金を一切使用しない、軽くて弾力性があり破折に強い素材です。アメリカで50年の実績とFDA(食品衛星医薬局)許可品です。スーパーポリアミドというナイロン系の素材です。はり金を使わないし、弾力があり、金属アレルギーの方に最適です。

Q.針金が見えて困っています。

(2) コーススクローネとは針金を使わず、残った歯の上に金属を覆い、さらにその上に冠をかぶせてしまう2重構造でできた冠を使った嵌め込み式の機構を用いた義歯の事です。針金を使わないし、入れ歯の動きが少なく、入れ歯全体を小さくすることが可能なため違和感が少ないです。

磁石の義歯があると聞いたのですが?

取り外し式の義歯の内面に磁石を、お口の中の残った歯にはキーパー付き根面板をつけ、磁力によって義歯を維持する新しい方法です。残った歯に無理な力がかからないし、磁石は表面に露出しないので審美的にきれいです。患者さん自信の取り扱いも簡単です。

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