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2011.05.01

妊婦さんの虫歯 2011.05.01

当クリニックでは、結婚、出産を控えた患者様が多いです。特に今年は多く感じられます。今回は、そんな妊婦さんのためのちょっとした知識をお伝えしようと思います。

妊婦初期に ”つわりがひどくて歯磨きができない” こんな方が相談にいらっしゃいます。歯ブラシを口の中に入れただけで吐き気を感じ、ブラッシングができなくなるのです。

お口の中の病気の大半は、虫歯 歯周病 歯肉炎 などです。そして、その原因になっていのは、細菌とその代謝物の塊の歯垢(プラーク)です。

そのプラーク除去が丁寧に取りきれないため、虫歯 歯周病 歯肉炎が悪化します。

さらに妊娠すると増える女性ホルモンのエストロゲン。
このホルモンを好む細菌が増えることにより、歯周組織の炎症を引き起こしやすくなります。そのため、妊娠5~20週頃から歯肉が腫れたり出血しやすくなる事があります。

出産後、ホルモンバランスが落ち着くと治りますが、そのままお口の中を不潔にしておくと歯周病へと進行していきます。

その歯周病にかかると歯周病菌の一種が血管内に入ると、女性ホルモン量が3倍に増加し、羊水の「プロスタグランジン」という物質が、急速に増えて一定量に達してしまう結果、子宮が収縮して早産を起こす確率が高いとされています。

よく妊娠すると歯が悪くなると言われていますが、お腹の中に母親のカルシウムがとられるからではないのです。
 
このような場合、やはりおなかの赤ちゃんのためにもクリニックで検診やクリーニングを受けることをお勧めします。御自分ではなかなか行き届かない部位を、丁寧に汚れをとってくれます。

そして、妊娠中ではできない特別なエステと思ってください。
いろんな心配も 解消できるはずです。

そして御自宅でのアドバイスとして

1. ブラッシングがしにくい時は、補助的にマウスウオッシュを使いましよう。
2. 唾液には殺菌のある酵素が含まれていますので、キシリトール入りのガムを噛んで唾液の分泌を促しましょう。
3. 食事の合間には、一番細い歯間ブラシを使うことをお勧めします。
4. 歯と骨の丈夫な赤ちゃんを出産するためにもバランスよく栄養を取りましょう。特にカルシウムのたくさん入った食品は大事です。
5. その上に、妊婦さんクリーニングをして、しっかり汚れを取り、歯質を強化するフッ素を塗布してもらいましょう。

大切な母体の健康を守り、健やかなマタニティーライフを過ごしましょう。

2011.04.01

白い土台 (ファイバーポスト) 2011.04.01

 ☆強く、しなやかで、美しく☆

地震の多い日本では、近年、家やビルを建てる時に耐震性ということを耳にすることが多いと思います。このたびの大震災でさらに耐震性の基準も強化されるでしょう。この耐震性は、 建物自体が地震の揺れと同じように動くことで倒壊を防ぐことになっているのですが、実は、歯にも同じことが言えます。

日本では、つい最近まで被せ物の土台には金属が多く用いられていました。
金属の土台は、硬くて強いのですが、歯の根は金属のように硬くありません。
このように歯の根の上に硬さの異なる金属が入っている場合、歯に大きな力が加わり金属の土台が歯根を折ってしまうことがあります。

また、金属に銀が入っていますので、金属のサビが歯に浸透して歯を黒くしてしまいますし、歯茎に入れば、メタルタトゥーと言って歯肉の黒ずみの原因になります。

このような問題を解消したものが、ファイバーコアです。
当クリニックは9割は、これを使っております。

ファイバーコアとは、石英ガラスなどの無アルカリガラスを融解、牽刀して繊維状にした太さ10μmのガラス繊維を何十のも束ね、棒状にして専用のレジン(特殊樹脂)と一体化したものです。歯の象牙質と同じくらいの硬さであるため力が加わった時に歯根と同じように揺らいでくれる、云わば、’耐震性の土台’なのです。

日本では、2003年10月に国内販売が開始されました。

メリットとして

・近年口腔内に装着された歯科金属にアレルギーを発症する患者様が増えています。その症状は、全身から局所、特に口腔内に限局するものまで様々です。このような金属アレルギーの心配がありません。
・オールセラミックを併用することによりメタルフリーの治療が可能となり金属色がないため より自然な色調の審美的補綴が可能となります。
・しなる性質があるので歯の根に負担をかけず一体化しやすいので歯の割れる可能性が低い。
・ファイバー樹脂なので腐食しません。
・金属の土台と違い、銀イオンの流出がないため歯の根や歯肉の黒ずみがありません。

体の一部になるものです。
患者様には、安心と安全をお届けしたいといつも思っております。

2011.03.01

味覚障害 2011.03.01

味覚障害の方が最近増えています。
{何を食べても味がしない。}{味が薄く感じる}などの症状です。

味を感じるセンサーは、舌の表面や上あごの奥に約700個分布されている味蕾です。味の成分は味蕾の中の味孔から味細胞に入り、味覚神経を経由して脳に伝わります。この経路に異常が生じて味覚障害が発症します。

味蕾の異常は 神経系の疾患や薬の副作用、心因性、そして最も多いのが亜鉛不足によるものです。新陳代謝に不可欠なミネラルの亜鉛の不足で味細胞の新陳代謝が滞り、味覚センサーがスムーズに機能しなくなります。

亜鉛は体内では合成できません。食物から摂取しなくてはなりません。

味覚障害は新陳代謝が衰える中高年の方が多かったのですが、最近は若い世代や子供にも食生活の乱れが原因となっているようです。

たとえば、ファーストフードやコンビニ食品、清涼飲料水、などに含有する食品添加物は亜鉛の吸収を妨げますし、若い女性のダイエットなども栄養が偏り亜鉛不足がおこる可能性があります。

味覚障害に大事な亜鉛とは

・細胞の新陳代謝を促します。不足すると発育は遅れたり、傷の治りが遅れたり、肌が荒れたりします。
・神経細胞間のの刺激伝達物質の合成に必要で、不足するとイライラや集中力記憶力の低下、しいては、うつを招く原因にも。さらに子供が(キレル)原因にも。
・免疫力を高めます。不足すると感染症などにかかりやすくなります。
・環境汚染などによる有害金属(水銀 など)の毒性を弱めてくれます。まず、お口の中に水銀の金属は入ってる方は早くとりましょう。

他にも女性・男性ホルモンのバランスに関わったり、コレステロールの沈着を低下させたり、糖質代謝にも関係します。つまり悪酔いを防いでくれたりします。

味覚障害の予防や治療

以下の亜鉛を多く含む食品を積極的に摂りましょう。
牡蠣、ほたて、豚・鶏レバー、和牛もも肉、うなぎ、カシューナッツやアーモンドなどのナッツ類、チーズ、そば、納豆、木綿豆腐などの豆類、緑茶、などに吸収されにくい栄養素の亜鉛ですがビタミンCやクエン酸が吸収を促してくれます。

牡蠣にレモン、梅干しにお豆腐、フルーツにナッツを添えて、お野菜とレバーを炒めたり、サラダにチーズのトッピング etc.

また好き嫌いが多い人、外食がちでバランスの取れた食事が取れない人はサプリメントで補うのも一つの手段です。多くのサプリメントにはその働きを助ける亜鉛の他にセレン、クロムなどのミネラルを配合しています。

当クリニックでも 毛髪検査によって亜鉛が不足しているかどうかがわかります。
その結果によっては、1人1人に合わせたオーダサプリメントも処方できますので、心配な方はお声かけてください。

また唾液の量が少なかったり、義歯不適合の場合も味覚障害の原因になりますので御相談ください。

私自身、繊細な食べ物、生うに、ゆばなどを舌にのっけた瞬間、「あれっ」と感じたので、今回はこのタイトルにさせていただきました

2011.02.01

大口式インプラント法 2011.02.01

大口式インプラント法、この方法は骨をほとんど削らないため、痛みも少なく出血も少ない、安心、安全な治療法と言えます。

インプラントは非常に素晴らしい治療法ではありますが、日本人のように顎が小さくて、貧弱だったり、歯周病など、さまざまな要因で骨の幅が、薄くなっていたり、やわらかく崩れやすくなっている場合は大変難しく、ドリルで穴をあけますと大事な骨が崩れやすくなります。

このような場合は、骨の再生技術(GBR)や骨移植が必要です。

そこで、従来の骨をドリルで削る方法ではなく、オーギュメーターという刃のついていない千枚通しのような細い専用器具を使って穴をどんどん大きくしていくことによって骨を膨張させインプラントが入る穴を作っていきます。

この方法だと骨をまったく損失することなく埋入でき外科的なダメージも最小限に抑えられます。

この画期的な方法を 大口式インプラント埋入法(OAM)といいます。

とても繊細で、日本的で、保守的で、女性による女性のためのインプラントを叶えてくれる素晴らしいシステムだと思います。

やはり外国人のがっちりした顎とは違いますから・・・

2011.01.01

プラセンタ療法 2011.01.01

今 美容皮膚科でプラセンタ注射がブームとなっていますが、歯科における代替医療にもプラセンタが有効であると私は考えます。

プラセンタとは、哺乳動物の【胎盤】を意味し、一般に人間やブタの胎盤から抽出されたエキスのことをいいます。ちなみに、人間の胎盤エキスは、注射薬、ブタの胎盤エキスは、内服薬や栄養補助食品、化粧品に利用されています。

胎盤は、人間の場合でいえば0.1ミリしかない1個の受精卵を約10カ月後には大人とほぼ同じ約60兆個の細胞を持ち複雑な生体機能を備えた3キロもの胎児に育て上げます。胎児にとっての(万能の臓器)といわれています。

胎盤に含まれている成分は、三大栄養素をはじめ、必須アミノ酸や多種のビタミン、ミネラル、生活活性物質も含まれていることがわかっています。

この他にも再生医療の分野で注目されている成長因子が含まれています。

成長因子とは、細胞の増殖を促して傷んだ組織の修復を担う物質のことで、ここ歯科治療の流れは、虫歯の治療、入れ歯の治療から近年は歯を支える基盤である顎骨の骨造成が大きなテーマになってきています。歯周病における歯肉炎の回復、インプラントにおける歯槽骨の治療、顎骨の造成という分野においてこのプラセンタの成長因子が活躍できる可能性があると考えます。

その眼目の一つがプラセンタに含まれるグロスファクター(細胞増殖因子)です。
特に歯科にとって大きな役割を果たすのは、PDGF(血小板由来成長因子)です。

私が、ペンシルバニア大学に行っていた頃は、米国では、すでに合成したPDGFを用いた製剤が使われていましたが、日本では、非常に高価なためまだ普及していないのが現実です。

そこで私は、勉強してきた再生療法、女性でブームのアンチエイジング このキーワードからプラセンタに着目しました。

手術の時、骨補填剤とセットで使用するのも有効ですし、皮下注射によって歯茎の治りがいいし、、自律神経の働きやホルモンバランスを整えたり、免疫力をアップさせるので、さらにさらに、美肌効果、更年期障害、アトピーにと一隻二兆です。

効果ははっきりしていますので、リピートする患者様が沢山いらっしゃいます。

是非、受付で 聞いてみてくださいね。

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