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2012.10.01

コロンビア大学・ICOI(国際インプラント専門医学会)オーランド ワールドコングレス 2012.10.01

9月にアメリカ フロリダ州オーランドで、コロンビア大学の講義と専門医の試験、そして、学会に参加してまいりました。 ICOIは、1972年に設立され、本部は米国ニュージャージ州に置かれており、現在65か国 250万人以上の館員数を有していて、世界最大規模のインプラント学会です。 今回は、学会生誕40周年を記念した総会でした。

1. 認定試験の様子です。

2. 講義・学会は、Mariott World Hotelで行われました。

ICOI国際口腔インプラント学会日本地区会長と(写真右)

その講義の内容は有名なブレードインプラントの開発者、Dr.Linkowの歴史ある講義を受けることができました。

3. 各メーカーの展示ブースの様子です。新しい物を ここで入手できます。

4. USCで検体実習と講義をうけた、バック・リー先生の講演もあり、 充実した時間でした。

5. 認定試験にも合格(英語でした)、認定資格授与式に参列する事ができました。合格者には、メダルと表彰状が渡されました。世界中から大勢のドクターが参加していました。

6. その後、ガラパーティーでしたが、一緒に頑張ってきた先生と喜びをともに しました。

実は、昨年12月に第一回のニューヨーク コロンビア大学で、最新のインプラント治療スタイル を学び、国内での講義の後、6月、ベトナム ホーチミン大会での症例発表、そして今回の 認定試験となりました。12月に今年最後のニューヨークで講義の予定です。

クリニックに安心基準のマークをつけてもらうためにがんばります。

 

 

2012.09.01

歯科の再生医療とは! 2012.09.01

再生医療とは、ケガや病気で冒された組織や臓器を自分自身の幹細胞を使って元通りの形や機能を再生する最先端の医療技術です。

自己修復する元になるのが、「幹細胞」(細胞のタネ)です。しかし幹細胞は、老化とともに激減しますので、加齢とともにケガや病気は治りにくくなります。

この幹細胞は、皆様御存じの骨髄バンクや臍帯血バンクで知られている骨髄細胞や臍帯血に存在しますが、歯科の分野でも、親知らずや乳歯に含まれる歯髄細胞にも幹細胞(ips細胞)を作ることが可能になりました。

骨髄細胞を採取するのは、身体に大変負担となりますし、臍帯血は出産の時の限られた時だけしか採取できません。そこで、歯髄細胞は容易に採取することができて、しかも、歯牙という硬組織に守られているので損傷が少ないというのが特徴です。そして、歯髄細胞も歯髄バンクに預けることができます。

その保管細胞は、御自身やご家族の万が一の備えとしても役立ちます。
将来、虫歯や歯周病の治療、顎の骨の再生ばかりではなく、脊髄損傷、臓器の疾患などに対応した再生医療にも活用されることが期待されています。

当院は、歯髄バンク歯科医療施設として再生医療推進機構に認定されています。

詳しくは、こちらで!
株式会社 再生医療推進機構

2012.08.01

歯肉の変色治療、歯肉ピーリング? 2012.08.01

むし歯も無痛治療で治しました。
マウスピース矯正で歯並びもキレイになりました。
ホワイトニングで真っ白な歯を手に入れました。
でも気になってきたのが微笑んだ時に見える黒い歯茎・・・

最近、黒い歯肉の悩みをお持ちの方が増えています。

歯茎にみられる着色には

1、 不適切な被せもの物、詰め物による
2、 不良金属によるイオン流失によるもの(メタルタトゥー)
3、 メラニンなどの色素が沈着したもの

まず1、2 は速やかに原因物を除去します。
メラニン色素沈着は全体的な疾患の一症例として表れることがあります。生理的なものが殆どです。メラニン色素は殆どの場合、歯肉の表面である上皮組織の範囲で0.3~0.4mmの深さに集まっています。

このメラニン色素が集まった組織自体を垢のように剥がして組織ができるのを待ちます。薬を塗る方法とレーザーを使う方法があります。正常な皮膚の入れ替わりは20~25日なのでこれを経過すれば新たにきれいな歯肉に生まれ変わります。

薬を塗る方法(ケミカルピーリング)
歯肉にフェノールなどの薬剤を塗りアルコールで中和させるピーリングです。
痛みは多少ヒリヒリするくらいです。薬によって歯茎が白くなり、2~3日後に膜がはがれ、1~2週間ほどで生まれたてのようなピンクの歯茎に変わります。

術前         術後

レーザーを使う方法(レーザーガムピーリング)
医療用レーザーで歯茎の黒ずみを安全に取り除き、きれいなピンク色の歯茎にします。

このように、ガムピーリングは歯茎の色を綺麗にする歯茎の審美治療です。
健康的なピンク色の歯茎で口元の印象も変わってきますから、ぜひ体験してみてください。

2012.07.01

よくかんで、健やかに! そして幸せに!! 2012.07.01

かむことは、健康にいいとされていますね。
最近の研究で、ストレス解消や肥満の防止、記憶力の向上などに効果があるとわかってきました。

前回のブログでも、かむことは唾液分泌され虫歯予防や発ガンを抑えられたり、ボケ防止したり、エイジングにとっても効果があることはお話しましたね。

軟らかい食品が増えて噛む回数は減ってきていますが、食材の選び方や調理法などで対処できます。ガムを使うという方法もありますから、かむという行為をもっと見直してみてはいかがでしょうか。

ストレスが高いと免疫機能が低下し、ガンになりやすくなるとされています。
噛むことでストレスは解消されると言われています。噛んでストレスを発散すれば、病気を予防できるのではないかと期待されています。

そして、肥満予防に効果的!!

● よく噛むと脳の満腹中枢が刺激され食べ過ぎを防げる。
噛むという行為は脳をよく使い働かせる。
よく噛み、味覚が刺激されるとノルアドレナリンという物質が分泌される。
この物質は」「全身の細胞の活動を活発化させる。そのため熱のエネルギーが出て肥満予防になる。

またよく噛むと食事の間に栄養分の消化吸収が開始され、血糖値が上昇し始める、すると大脳から「もう食べたくない」という指令が出るので少ない量で満腹感が得られます。

視力アップ?
人間の眼は瞳の中でレンズの役割をしている水晶体の厚みを上手に変える事で近く、遠くを見分けることができる。
よく噛むと、この水晶体の厚みを調整する筋肉の老化を間接的に防止するための視力の回復につながります。

● 姿勢が正しくなります。
噛むために必要な筋肉はアゴだけではありません。
首筋、胸、背中にある12種類の筋肉を使って下顎を動かしています。よく噛むと、それらすべての筋肉が運動し上半身が自然とまっすぐになっていきます。

● 味覚の発達
よく噛むと食べ物本来の味がわかります。
できるだけ薄味にし、よく噛んで食材そのものの持ち味を味わうよう心がけましょう。

● 言葉の発音がハッキリ
よく噛むことは口のまわりの筋肉を使いますから表情がとても豊かになります。

● 脳の発達
よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。
顎を開けたり閉じたりすることで脳に酸素と栄養を送り活発化します。
記憶力UPにもつながります。

よく噛むにはどうすればいいでしょうか?
ごはんにも麦を混ぜたりと、同じ食材でも大きめに切ったり、薄味にしたり・・・。
とは言へ、お料理を食べる時間がないという方、次善の策としてガムを活用する事をお勧めします。

現代人は便利な生活を手に入れ噛むという行為を軽んじてきたようです。食べ物を飲み込む前にもう1回噛んだり、ガムを噛んだりして、噛むことを意識してみてはいかがでしょうか。

2012.06.01

チーズ・エトセトラ…歯科でチーズ? 2012.06.01

今回は、チーズについてお話いたします。
私は、フランスチーズ鑑評騎士の会より(シュバリエ)の叙任を受けております。
フランスチーズなどの主にヨーロッパの食文化に精通し著名な活動や食文化の普及に功績のある者、或いは一定の知識や技能を有する者に対して授与される 騎士の称号です。歯科医の立場から、ぜひチーズを普及させたいと思っております。

さて、歯科とどのような関わりがあるのでしょうか。
最近沢山の種類のナチュラルチーズが手に入るようになりましたね。青カビ、白カビ、ウォッシュ、など。プロセスチーズとの違いは、ナチュラルチーズを粉砕し加熱、溶融し乳化したもの。いわゆる加工したものがプロセスチーズです。

チーズは、牛乳から水分(乳清)を取り除いて作られます。ですから牛乳と同様、栄養バランスのよい理想的な食品ということができます。

チーズはたんぱく質と脂肪が主な成分で、カルシウム、ビタミンA、ビタミンB2も豊富です。チーズに含まれるカルシウムは、他の食品に比べ、たいへん消化吸収されやすくなっています。必要な摂取量は平均一日600㎎と言われていますが、プロセスチーズは、一切れ(20g)食べると一日のカルシウム所要量の約5分の一になります。

甘いものを飲食すると歯に付着した歯こう(プラーク)の中の細菌もその糖分を代謝して酸を生産します。この酸が歯のミネラル成分を溶解します。これを ”脱灰”と言います。

脱灰がたび重なるとやがて穴のあいた虫歯になります。けれども、虫歯は一方的に進むわけでなく、それを回復させる機能が身体に備わっています。穴が開く前の初期の虫歯は唾液中のカルシウムとリン酸が作用して元に回復します。この現象を”再石灰化”といい虫歯予防の基本メカニズムになっています。

チーズは唾液中にカルシウムを補給し、再石灰化のパワーを高めることが欧米の研究で確認されています。WHO(世界保健機構)も、虫歯の危険性を減らす食品のトップにハードチーズをあげています。

歯の隙間にチーズが残ると虫歯になるのではないかと思いがちですが、その隙間に残ったチーズが唾液や歯こうにカルシウムを持続的に補給し酸を中和しつつ再石灰化を促進してくれます。

チーズに多く含まれるリン酸カルシウムは、エナメル質の脱灰を減少させることから重要な因子と考えられまた。乳の主要タンパク質であるカゼインがエナメル質表面に吸着して保護することも示唆されています。カゼインがミュータンス菌の付着を抑制するとの報告もあります。

このように、チーズは虫歯予防およびエナメル質保護に効果があり、噛むことによる唾液分泌促進がプラークPHの低下を抑える効果があり、ドライマウスや、唾液腺の障害などで唾液が出にくい方に特にお勧めです。

最後にとっておきの情報をお伝えします。
チーズは脂肪が多いことから肥満のイメージを持ちがちですが、これは誤解です。
チーズをはじめ、乳・乳製品には肥満を抑制する効果がある事が多くの臨床研究で検証されています。

その有力な因子としてカルシウムが考えられます。カルシウムは、脂肪細胞内の脂肪代謝を抑制し、脂肪を分解を促進するとの仮説が立てられサプリメントとして摂取するより乳製品として同量摂取する方が肥満抑制効果が高いという結果を得ています。

さらにチーズが熟成する際に生産される抗酸化ペプチドが脂質代謝を促すアディポネクチン産生を促進しており、これらペプチドも肥満抑制に関与している可能性が示唆されています。

このようにチーズには、健康を維持したり、ダイエットの手助けになったり、虫歯予防になったり・・・ いろいろな効能がありますが、何よりも、食卓にチーズがあることによって豊かな気分になり、楽しい会話をもたらして幸せなを気分になるのが一番の効能だと思います。

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