パラメディカルとアートメイク 2016.3.7
だんだん春らしくなってきましたね。
またまたこれから歯科分野でもどんどん取り上げられるであろう施術をいち早くお伝えいたします。
美容医療クリニックの当クリニックいはすでに私を含め、2名のドクターが唇のアートメイク、
パラメディカルの資格を持っております。
アートメイクとは、持続性のある落ちにくいメークのことで入れ墨とは違います。このアートメイクは、、美容目的なのですがパラメディカル(医療用タトゥ)は、医療補助を目的にしています。
皮膚の浅いところに専門の電動マシンで微細な穴を開け、そこに専用のピグメント(色素)を入れる医療技術です。
乳がんの芸能人の方、その他ガンを克服して本を出版していらっしゃる方が話題になっています。乳ガンの乳房の全摘出術後の乳房再建で乳房にボリュームを取り戻すことはできますが、乳輪を取り戻すことはできません。
そこでパラメディカルをすることによって健側の乳輪、乳頭色素を患者様に合った色を数色選びグラデーションをつけて自然に近い乳輪、乳頭を再現することができます。
またコンプレックスだった陥没乳頭の手術や、乳輪縮小術で白くケロイドになってしまっている方も本来の色にカモフラージュすることができます。
乳房は、女性らしさの特徴です。本当に素晴らしい技術だと思います。
その他、外傷後の傷跡、熱傷によるケロイド、白斑に対して他の皮膚と同じような色でカモフラージュしたり、頭髪の部分的な脱落部に対しても毛根、毛髪があるようにも見せられます。
口唇、口蓋裂の患者様の術後は、唇の形がアンバランスになってしまいます。歯科の分野では、唇の形を整えてあげて傷を目立たなくさせるといった施術が可能です。
口唇が薄い、左右不対象などといったお口まわりの様々な悩みを解決する1つの手段になればと思います。
外見のコンプレックスや病気を患って沈みがちな気持ちを高めてくれる代替医療として、またもっと美しくなりたい方、今後注目され発展していくと思われます新しい施術です。
特に当クリニックでは、『美容目的のリップライン』をおすすめしております。
◆リップラインはこんな方におすすめです
●唇がうすい方
●輪郭がはっきりしない方
●唇の血色が良くなく、不健康に見られる方
●毎日、毎朝、口紅を塗ることが面倒
●食事の時に口紅がとれるのが心配
●プルンとした口唇になりたい
◆リップラインのデザインについて
年齢層が高くなれば、リップは薄くなります。
上唇の山を中心に作りたい方、丸めにしたい方もいらっしゃいます。
下唇も台形にしたい方、中心をふっくらさせたい方様々です。
◆リップラインのカラーについて
お肌の色を考慮して最適な色素を配合します。
女性はピンク、オレンジ。
男性は暖かみのあるブラウンなどを使用します。
◆仕上がりまでの日数
唇は、眉やアイラインに比べて色素沈着が不安定な部分ですので2~3回入れたほうがいいかと思います。
◆症例
パラメディカルアートの技術は医療行為ですので、医師・歯科医師が行わなければいけません。当クリニックのDr.はアメリカの『Bio Touch社』の技術をしっかり研修しておりますので、お口周りの様々なや1つの悩みを解決する手段になればと思います。
笑うと歯茎が見えてしまう‟グッキー”な方におすすめの治療法
最近‟グッキー”なんてかわいい呼び方をしますが英語で‟ガミースマイル“のことですね。
笑った時に歯茎が見えてお口元がお顔のどのパーツよりも目立ってしまいます。
そんな‟グッキー”なタレントさんは、最近少々笑顔が作れなくなったベッキーさんをはじめ、森高千里さん、工藤静香さん、島谷ひとみさん、梨花さん、フィギュアスケートの、安藤美姫さんやマラソンの、高橋尚子さんもそうですね。
男性陣は、メジャーの、上原浩治さん、岩隈久志さん…、テニスの、錦織圭さん、お笑いの、千原ジュニアさん..、サッカーの、ロナウジーニョさん…最近手術されたそうです。
女性はきれいでチャーミング、男性陣もカッコいいですね。
でも、一般の人たちは悩んでいて笑った時に真っ白な歯しか見えないスマイルラインに憧れているはずです。
ガミースマイルの原因は、大きく分けて3つあります。もちろん複雑なケースもあります。
①上唇を上げる筋肉の力が強いために、
骨格や歯に問題がなくても笑うと過剰に上がりすぎてしまい、歯茎の上の方まで唇がめくれ上がってしまいます。
原因が筋肉にある方は、粘膜切除術法や、ボトックス注射での治療が適応となります。
②歯の生え方が低位であること。
歯が短かったり、萌出不全だったり、歯が生えている位置が低かったりすることが原因の場合もあります。
歯冠長延長術とセラミック治療を併用し、歯列改善することによって解決する場合があります。
③上顎骨の発達が過剰であって口元が突出したいわゆる‟猿顔“です。
上顎骨が前方に過剰に発達しているために、口元全体が前方に突出していて唇で歯や歯茎を覆いきることができずに、唇の力を緩めた瞬間に歯茎が露出する状態となります。ガミースマイルとしては、重度のケースなので元々の骨格を削る骨切り手術が適応となります。
その原因によって治療方法もいろいろあり、分類すると流行りのものも含めて4つほどあります。
①歯冠長延長術
②粘膜切除術(Litton and Fournier法:リットン・アンド・フォルニエル法)アミーズアレンジです。
③ボトックス療法
④矯正
⑤上顎骨切り術
ガミースマイルの方は、歯や歯茎が露出することでお口の中が乾燥し、口腔内の細菌の活動が活発になることから歯周病になりやすい口腔内環境なんです。
お口の中は、唾液で常に潤っている必要があります。そのような方はお口がいつも半開きになっていたり、睡眠時にお口を開けて寝る方が多いので心配です。
①歯冠長延長術
歯冠長延長術とは、歯茎のライン3mm以上、上にあげる事で笑った時に見える歯茎の面積を減らす治療法です。歯並びが良く歯肉がかぶったタイプの方は歯肉ラインを切除するだけである程度改善されます。
歯並びの悪い場合は、歯の表面を削除し、仮歯に置き変えて歯肉のラインをデザインします。そして手術を行い綺麗な歯列の歯の形を完成させます。
②粘膜切除術
Litton and Fournier法といって‟上唇の内側と歯頚が合流する箇所“付近の粘膜を切除し、縫い合わせる方法です。歯の淵から4~5mm上の歯茎と上唇の粘膜の内側を摘除し、その切開部分を縫い合わせます。
③ボトックス療法
ガミースマイルの方の中には、唇を上げる筋肉が強い方が多いのでそのような場合は、ボトックス注射をして、唇を上げる筋肉の働きを弱める方法も効果があります。
筋肉の動きを弱める作用があり、徐々に筋肉を委縮させる効果があります。
唇の上げ下げをコントロールしている上唇挙筋群に作用させます。
最近は腫れるなどの心配もないので、この方法をとる事が多いですね。効果は3カ月~6か月程度ですが、繰り返し行うことで筋力が弱まり効果がさらに持続します。根本的な治療法ではありませんが、肌質も改善されるなどの他の良い効果もありますので最近のブームとなっています。
④矯正
歯が突出してガミースマイルに見える方は、マウスピースの使用が適用となります。
⑤上顎骨切り術
鼻の下の骨(上顎の骨)を部分的に切除し、骨全体を後方に下げる方法です。骨からのアプローチですので、大きい手術になります。
歯科の中で、審美に重点が置かれるのは歯もそうですが歯茎とのバランス‼
歯茎のプロポーションも大事です。愛嬌と、清潔感ある笑顔の口元はそれだけで大きな財産です。たった5分の治療で人生が一変する…
そんな体験があなたに待っているかもしれませんね。
唇の白いできもの・黒いできものなど
唇のできもの種類 | 考えられる原因 |
---|---|
唇のの白いできもの | パピローマウイルス、口唇がん、粉瘤 |
唇の黒いできもの | 血豆、ほくろ、メラノーマ、血管腫 |
唇の赤いできもの | 日光湿疹 |
痛い唇のできもの | 口唇ヘルペス |
かゆい唇のできもの | 口唇ヘルペス |
●唇の白いできもの
唇の白いできものの原因はパピローマウイルスや、口唇がんも考えられますが、粉瘤も考えられます。
粉瘤は、表面にできた、袋状のものに老廃物として排出されるべき垢が、溜まってシコリとなったものです。放置しても健康上の害はありませんが、シコリ部分で炎症を起こすと痛みが出ます。
自然になくなることはなく、垢が溜まってシコリは段々大きくなっていきます。垢は不要な老廃物ですので、臭いがきつく、唇にできた場合は苦痛ですよね。
中の垢を取り出したとしても、この袋を切除しないと再発してしまいます。
粉瘤は、そのシコリの中央に「へそ」と呼ばれる黒い点になった入り口がありますので、分かりやすいと思います。
白いできもの(シコリ)が小さいうちに切除しましょう。
クリニックでは、レーザーで切開手術を行っております。
●パピローマによる唇のできもの
唇の端に複数の白いできものができていたら、パピローマウイルスによる感染かもしれません。
かゆみがないのが特徴です。
しかし、自然に治せる病気ではありません。良性のイボと言われていて幼児に多く発症しますが、悪性のケースもあるといいます。自然に治ることもありますが、良性であっても伝染すると厄介です。早めの治療をした方が、良いでしょう。
治療は、液体窒素で幹部を凍結する化学的治療が行われます。
この様に悩んでいたら、一度当院にご相談下さい。
●唇の黒いできもの
唇にできる黒いできものには、放っておいて大丈夫なものや、手術で取り除く事ができるものなどがあります。
1つ目は、一次的にできるものに血豆(黒いできもの)があります。
これは歯ぎしりをしていて唇を傷付けてしまったり歯磨きをしている時に、唇を傷付けてしまったりが原因として思い当たる事が多いと思います。
血豆(黒いできもの)の場合は、自然と治ります。
2つ目は、唇のほくろ(黒いできもの)です。
紫外線によって肌が荒れて少しずつできてしまいます。
3つ目は、ほくろに似ていますが、メラノーマ(黒いできもの)というものがあります。
この病気は、色素の細胞がカン化したもので、40代から発生する場合が多く、年間で500人程が死亡しているそうです。
この腫瘍は、早期発見する事が第一です。早いうちだと取り除けます。
もし最近新しくできたほくろがあったり、昔からあるほくろが大きくなればメラノーマの可能性があります。ほくろの場合は、黒くて丸いのですが、メラノーマは染みのように丸くない場合があるので、心配な場合はクリニックに来院してください。
4つ目は、血管腫(黒いできもの)と呼ばれるものです。
血管腫は、生まれつきできている場合がありますが、これは良性の腫瘍です。
血管が拡張して、黒く腫れていて切除すると血が止まりにくいので、しばらくガーゼで圧迫します。
小さいお子様から年配の方まで、当クリニックではずっと悩んでいた血管腫をとって大変喜ばれております。
●唇の赤いできもの
日光湿疹のことが多いと思います。
唇に赤いポツポツとした斑点が出て、かゆみがあります。
日光湿疹が肌に出る体質の人は唇にも出る可能性があるので、日々のUVケアを大切にして下さいね。
●かゆい唇のできもの
代表的なものに、口唇ヘルペスがあります。
これはニキビに似た水ぶくれが唇にできる病気です。ニキビはピリピリする事はあまりないのですが、口唇ヘルペスが発病するとチクチクしたりピリピリしたりします。唇がほてったような感じがし、かゆみが出ます。
ウイルスが原因ですが、普通のウイルスと違うのは、一度感染するとウイルスを完全に追い出す事が出来ないので何回も発病してしまいます。
多くの場合、ウイルスを持っていても発病はしません。ストレスや風邪などの体の免疫力が落ちている時に発病します。数日経つと、唇が所々に赤くなり、そこの部分に水ぶくれができます。水ぶくれは次第にかさぶたになり、2週間ぐらいで治ります。このウイルスは感染力が高く、キスをしたり、ウイルスを持った人と同じグラスを利用しただけで感染します。「かゆいな」といって唇を触った指で、自分の体を触るとそこの部分も感染します。ウイルスは防ぎようがないので、普段から栄養の良い食事をとり、ストレスをためず、十分な睡眠を確保し、自己の体の免疫力を高めて発病させない事が大切ですね。
●痛い唇のできもの
やはりこれも口唇ヘルペスですね。
唇の周りが赤く腫れてきます。軽く触っただけでもピリピリした痛みを感じます。
ストレスが自身の身体に表面化してしまうんです。
上手にストレス発散できる、身体作りをしましょうね。
ICOI(国際口腔インプラント学会) 2015.12.11
ICOI(Internationl Congress of Oral Implantologists)は、本部を米国ニュージャージー州に置いて1972年に設立されました。
国際的な口腔インプラント学会なのです。
日本支部もあり、当クリニックのインプラント専門医 佐藤明寿先生は、世界的な学会で症例発表もしていて、指導医であり副会長でもあります。
「Implant Dentistry」のインパクトファクターは「1.404」で同分野の学術誌の中での評価は高いものとなっています。
私も、Diplomateの資格をいただいています。
世界様々な場所で大会があり、2015年11月13日~15日はカンボジアで行われました。
世界各国から500名以上が集結し、日本からは約100名が参加しそれぞれの先生方は学術的な活動への積極性を示しました。
発表は、インプラントに関する最新の見解と、世界様々な地域でのクオリティの違う質疑応答による世界的なsentens Identityも感じられ、いつもながらに学ぶことがたくさんありました。
ガラパーティーでは、2015年3月に米国オバマ大統領夫人である、ミシェル オバマ氏がカンボジア、シュムリアップを訪問した際に、歓迎式典が行われた‟プラサット・クラヴァン”(Prasat Kravan)遺跡にて神秘的な雰囲気の中で執り行われました。
これからも常にアンテナをはっていこうと思います。
高濃度ビタミンC点滴療法 2015.11.30
高濃度ビタミンC点滴は、美白、アンチエイジングの美容効果のイメージが高いと思います。
もともとは癌治療に使われていて、2005年にアメリカ国立健康研究会(NIH)、アメリカ国立癌研究所(NCI)、アメリカ食品医薬品局(FDA)の科学者達が共同でこの薬の有効性を示す論文を発表しています。
現在も、米国の2つの大学と民間の癌専門病院グループが国立健康研究所(NIH)の許可を得てこの治療の臨床研究を進めています。
この治療は通常の抗がん剤との併用可能で、抗がん剤の治療効果を高め副作用を軽減する働きがあります。
最近、歯科治療にも取り入れられて大変注目を集めています。
そして新たな免疫力活性療法として注目されています。
高濃度ビタミンC点滴療法(IVC療法)で投与した場合とサプリメントや食品で摂取した場合と比較すると、点滴で投与した方が、はるかに血中のビタミンCの濃度が高くなることがわかっています。
濃度は70倍まで高まることが解っています。
食品によるビタミンC摂取の大きな違いは、ビタミンCの血中濃度を高め、歯周病や癌などの病気に対する治療効果が得られるという点です。
ただ普段の食事の不足している栄養素を補うだけではないのです。
歯科診療において、高濃度ビタミンC点滴の効果は
①歯周組織(歯茎など)を強化する
②歯周病・インプラント歯周炎を予防・改善する
③インプラント手術後の傷の回復を促進する
④多発性、難治性の口内炎の改善
⑤水銀などの重金属のキレーションに
⑥口元の美白
⑦口元のエイジング効果
⑧抗酸化力を増加させます
⑨全体的な健康の改善により、お口の中もお口の外も若々しさが保てます。
このように高濃度ビタミンC点滴療法は、新たな免疫力活性療法としてオールマイティーな治療療法であり健康療法なのです。
クリニックでは、スタッフが研修とトレーニングを積み重ねております。