マウスピース矯正、インビザラインの矯正装置を作製する時『iTero Element(アイテロ エレメント)』という3Dスキャナーで採取しています。
今までは『シリコン印象』という精密印象材で、型をとるため嘔吐反射がある方は特に大変でした。
この『iTero』の導入で快適にしかも精密に歯型をとることができます。
これまではシリコン印象した歯型をアメリカまで空輸していたのですが、今ではデータをインターネットで送りますので1~2週間も早く治療をスタート出来るのです。
単なる口腔内スキャナーではなく
・3Dデジタル印象、ジルコニアなどの補綴物の型取りも行います
・口腔内カラー写真
・経時的変化を記録することで患者様により理解して頂けます
・嚙み合わせの強い所、弱いところなどの咬合診断
・隣接面の虫歯の発見
・歯がどのように動いていくかのシュミレーションシステム
・もちろん口腔内カメラとしても使えますが、なんと言っても放射線照射なしなのです。
近赤外光画像(NIRI)技術で歯の内部構造をリアルタイムでスキャンしデータ化します。
普通のレントゲンでは心配という患者様に早期発見に役立ちますね。
矯正だけでなく嚙み合わせが不調の方も先進的な視覚化ツールで患者様は御自身の口腔内状態についてリアルタイムで知ることができます。
私達クリニック側からも、診断と治療のワークフローがよく患者様の石膏模型もスキャンデータでクラウド上に保管できるのも助かります。
今年もどんどん進化し続けますのでどうぞよろしくお願い致します。