拭くと取れる白いカスそれは「カンジタ症」かもです。
口腔カンジダ症とは、お口の中に誰もが持っているカンジタというカビ菌が異常に増えることによって起こる病気のことです。
こんな症状があったら要注意‼
お口の中に拭くと取れる白いカスが付いている場合
その他 ・舌が赤くつるんとしている
・口の端が切れたり唇が荒れる
・舌がひりひりして痛む
・お口の中が苦くなったり味覚がおかしくなる
・お口が乾燥しやすい
などの症状がでます。
最近は舌が赤くつるんとした「赤いカンジタ症」が増えてきているようです。
お口の中の環境が悪くなると誰もが起こる可能性のある症状です。
一番問題になるのはお口の乾燥と入れ歯がきちんと洗えていないこと‼
体力が落ちているご年配の方などが口腔カンジタ症を放置すると肺炎の原因にもなるので危険です。
抗がん剤、抗菌薬、ステロイド薬、免疫抑制薬を長い間飲んでいたりステロイド軟膏やステロイドの吸収を長く使っている場合も発症しやすいのです。
口腔カンジタ症の疑いがある場合カンジタの綿棒で舌の表面をこすり培養検査を行ったり、顕微鏡でカンジタの菌糸が認められた場合はカンジタ症と診断します。
治療は抗真菌薬を処方します。
フロリードゲル、イトリゾール、ファンキゾン、オラビ錠など
予防は
・口内炎のステロイド軟膏は長期間使用しないで下さいね。
・喘息の治療でステロイド吸収をしている場合、吸入後はうがいプラスお口の粘膜をしっかり拭いて下さい。
・入れ歯はしっかり磨き洗浄剤につけて殺菌して下さい。
・お口が乾いている方に起こりやすいのでガムを噛んだり、クリニックで保湿ジェルを処方してもらって下さい。
・当クリニックでは予防のためのガムマッサージをして唾液腺から唾液がよく出るようにするエステコースがありますので定期的に施術してもらうことをおすすめします。
口腔カンジタ症は一度良くなってもまた悪くなりやすいのでまず普段から予防を行うことが大切です。