公認ファスティングカウンセラーの資格を取るために講習会を受けてきました。
自らファスティングを3日間、準備期を含めトータルで7日間行う必要があります。
もちろんレポートもしっかり提出しなければいけません。
この資格は、内面美容医学財団が『美容ファスティング研究部会』を発足させ、ファスティングの正しい理論と実践法を修得した指導者を育成することを目的として資格検定制度を創設したのが始まりです。
この美容ファスティングは、単に断食、食事を取らないことを目的としたものではありません。
疲れた消化器官を休ませる為に、腸内環境を整え、消化酵素を温存させて、停滞していた代謝酵素を活性化させ、毒素の排泄力を高め、細胞を蘇らせる美容健康メソッドです。
現代は、加工食品や、食品添加物や残留農薬、環境ホルモン、遺伝子組み換え食品、有害ミネラル…などなど。
私たちの食べる物には実に多くの有害物質が蔓延し、体内にどんどん蓄積されていっています。
それを体外に排出しなければ不定愁訴や病気につながります。
なぜファスティングが有害物質の体外排出に有効なのでしょうか。
有害物質は脂肪に蓄積しやすいのです。
ファスティングを行うと体はその脂肪を燃やしてエネルギーを作ろうとします。
体内の脂肪が燃えると、蓄積されていた有害物質は血液中に遊離し、肝臓や腎臓を経由して体外に出ていくのです。
では、ファスティングはどのようにして行ったらいいのでしょうか。
ファスティングは、汚れた細胞を健康な細胞に戻す唯一の方法です。
水だけではいけません。ファスティング中は酵素(エンザイム)を取る必要があります。
酵素(エンザイム)とは、食べ物の消化・吸収や細胞の再生・修復・解毒など体内で起こるあらゆる反応を触媒するタンパク質の殻で覆われた物質(生命体)であって、酵素が無ければ一切の生体反応は起こせず、人間も動物も1秒たりとも生きる事はできない物なのです。
★第9の栄養素といわれる「酵素」
①炭水化物
②タンパク質
③脂肪
④ビタミン
⑤ミネラル
⑥食物繊維
⑦フィトケミカル
⑧水
⑨酵素
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体内に元々存在する酵素は20,000種類以上あって潜在酵素といって細胞の組織、血液の中にある代謝酵素と消化管内にある消化酵素に分類されます。
体外酵素は生の野菜やフルーツなどに含まれている食物酵素と腸内細菌の酵素に分類されています。
このように積極的に体外酵素を取り入れながらファスティングすると空腹もなく取り組めます。
歯科分野においては、有害金属(アマルガム)などがお口の中に入っていると体の不調の原因になりますので、それを取り除く事が必要になります。
まずクリニックでは毛髪検査を行うことによってどれだけ有害ミネラルが蓄積されているか知ることができます。
有害ミネラルは一旦体の中に入った物は自然に排出されていきますが、その量が初めて半分なるまでの時間(半減期)はメチル水銀で約70日、鉛は数年から約10年、カドミウムになると数十年もかかるとされています。
人間は生きている以上、黙っていても有害ミネラルが体内に入ってきてしまいます。
そのまま何もせずにいたのではたとえ微量であっても毎日何らかの有害物質が体内に侵入して体の不調や病気の原因となるので、ましてお口の中の金属はとても危険です。
取り除いた上に、キレーション点滴、ビタミン点滴、サプリメントを取る。
入れる(=摂取する)ことと同時に、ファスティングなどで出す(=排泄する)ことを行うことも必要です。
これは体の内面からの美容力(=代謝力)アップにもつながります。
歯周病や歯肉炎の患者様、タバコを吸う患者様、味覚障害の方にも効果があります。
ただ、毒素排泄(デトックス)だけではなく、血液中の白血球が活性化し、免疫力が向上し、血液が浄化されるのでお口の中のトラブルに対処できます。
味覚を脳に伝える神経伝達が円滑になり、味覚が研ぎ澄まされます。
消化のために代謝酵素を働かせるため、酵素を補充したファスティングを行ってみてはいかがでしょうか。
1食でも1日でもOKで、腸内環境が整います。
あっ、ちょっと気を付けたいのが固形物をとらない、咀嚼しないので、TCHといって歯列接触症と同じようなお口の中の状態になります。
どのような状態かといいますと、頬の内側に白い咬合線がでてきて、舌の淵に歯の圧傷がつきます。
噛まないので、咬筋もゆるみがち、ファスティング中はおくちの中を舌でごろごろうごかしたり、もぐもぐ運動をしてお口の中を常に変化させるようにしましょう。
そんなわけで美顔マウスピース、ファスティングマウスピースを考案中です。
写真は、一緒に受講した「ミセスインターナショナルファイナリスト」の中村忍さんとです。