今 美容皮膚科でプラセンタ注射がブームとなっていますが、歯科における代替医療にもプラセンタが有効であると私は考えます。
プラセンタとは、哺乳動物の【胎盤】を意味し、一般に人間やブタの胎盤から抽出されたエキスのことをいいます。ちなみに、人間の胎盤エキスは、注射薬、ブタの胎盤エキスは、内服薬や栄養補助食品、化粧品に利用されています。
胎盤は、人間の場合でいえば0.1ミリしかない1個の受精卵を約10カ月後には大人とほぼ同じ約60兆個の細胞を持ち複雑な生体機能を備えた3キロもの胎児に育て上げます。胎児にとっての(万能の臓器)といわれています。
胎盤に含まれている成分は、三大栄養素をはじめ、必須アミノ酸や多種のビタミン、ミネラル、生活活性物質も含まれていることがわかっています。
この他にも再生医療の分野で注目されている成長因子が含まれています。
成長因子とは、細胞の増殖を促して傷んだ組織の修復を担う物質のことで、ここ歯科治療の流れは、虫歯の治療、入れ歯の治療から近年は歯を支える基盤である顎骨の骨造成が大きなテーマになってきています。歯周病における歯肉炎の回復、インプラントにおける歯槽骨の治療、顎骨の造成という分野においてこのプラセンタの成長因子が活躍できる可能性があると考えます。
その眼目の一つがプラセンタに含まれるグロスファクター(細胞増殖因子)です。
特に歯科にとって大きな役割を果たすのは、PDGF(血小板由来成長因子)です。
私が、ペンシルバニア大学に行っていた頃は、米国では、すでに合成したPDGFを用いた製剤が使われていましたが、日本では、非常に高価なためまだ普及していないのが現実です。
そこで私は、勉強してきた再生療法、女性でブームのアンチエイジング このキーワードからプラセンタに着目しました。
手術の時、骨補填剤とセットで使用するのも有効ですし、皮下注射によって歯茎の治りがいいし、、自律神経の働きやホルモンバランスを整えたり、免疫力をアップさせるので、さらにさらに、美肌効果、更年期障害、アトピーにと一隻二兆です。
効果ははっきりしていますので、リピートする患者様が沢山いらっしゃいます。
是非、受付で 聞いてみてくださいね。