1959年、アメリカのアーサー・コンバーク博士はDNA複製の研究で、ノーベル医学賞を受賞します。そのアーサー・コンバーク博士と一緒に日本人として初めて生体内のポリリン酸を研究していたのが柴肇一博士です。
そんなポリリン酸とは、リン酸が数個から数千個直鎖状に重合した高分子物質で、生物の細胞内および組織内に普遍的に存在している生体分子です。
歯や骨のもとになっている成分でもあり、人間の体と密接なつながりがあります。
その中で、私たちの健康に最も役立つ種類(大きさ)のポリリン酸を発見しました。
ポリリン酸は鎖状の物質でいろいろの長さのものが存在しますが、効率よくステイン除去ができるのは短鎖分割ポリリン酸です。
歯面に付着したステインに近づくとステインを剥がしながら歯の表面をきれいにし、歯面をコーティングして再び汚れてしまうことを防ぎます。
当クリニックは、このポリリン酸を外側から白くする方法として、トリートメントケアに使用しています。また内側から白くする方法としては、ホワイトニングに応用しています。これは世界初なのです。
このシステムは、過酸化水素のラジカル反応により歯の内部まで入り込んだ着色物質を分解(漂白)します。
組織再生促進効果がありますので、歯周病の手術にも使用しています。
このすばらしいポリリン酸が、これからどんどんと知れ渡るようクリニック一丸となって努力していきたいと思っております。