噛み合わせ治療

Q.噛み合わせ治療とは?

A.answer


1本の細い棒の上に重いボウリングの玉をのせている、人間の骨格の構造は、わかりやすく言うとこれと同じです。背柱の上に大きな頭蓋骨がのっていると考えればいいです。

となると、身体がアンバランスになる原因は、頚椎から上の骨の歪みです。すなわち頭蓋骨と下顎骨、上顎と下顎の位置を決める歯の噛み合わせという事になります。この上の歯と下の歯の噛み合わせしだいで顎全体の位置を狂わせたり、頭の位置を狂わせたり、全身のバランスを崩す事になります。

噛みあわせのバランスは口の中の問題を解決するだけでなく、全身に影響を及ぼします。このような問題を解決するのが噛み合わせ治療です。左右の筋肉の不対称を均等にできます。それによって顔の輪郭も左右対称に整えられます。

 

Q.どのような方法で?

A.answer


当クリニックでは、まず初めに噛み合わせに問題があるとみられた場合、数十ミクロンという単位で噛み合わせのバランスを整えていきます。

天然歯は、年月の間に「咬耗」といって自然に削れていく物です。歯の表面のエナメル質は約1500~2000ミクロンの厚みがあるのですが、噛み合わせ治療は数10ミクロンの研磨が基本です。虫歯治療で「削る」場合は300ミクロン程度、この10分の1の微小調整で噛み合わせのバランスを整える事が可能となります。

このような治療方法をオーラル・バランシング・セラピーといいます。

 


Q.他にどのような方法がありますか?

A.answer
細かな噛み合わせの調整で改善されない場合は

◆ スプリント療法
顎関節治療用マウスピースのことです。スプリントには様々な種類があり、症状により使い分けられます。筋緊張をとたっり、顎への負担を軽減したり、噛み合わせを安定させたりすることを目的として使用します。主に夜、寝るときに装着していただきます。

◆ 運動療法
・筋マッサージ
筋肉の緊張を緩和させるために行います。
・関節訓練法
手で口を大きく開けることで口の開く範囲を増大させます。
・生活指導
頬杖、うつ伏せ寝を禁止したり、硬い物をガリッと噛むことを禁止したり、くいしばらないようになどの顎に負担をかけない指導を行います。

◆ 薬物療法
・痛み止めの薬
痛みがある場合にはまず痛みをとることが大事なので薬を出します。
・中性筋弛緩薬
筋緊張の原因には神経性のもの(ストレス)もあるのでこれを緩和するために用いられます。

◆ マニピュレーション療法
運動療法や薬物療法を行っても口が開きにくい場合に行います。 マニピュレーションの目的は、顎関節にある関節円盤というものを正しい位置に戻すことです。 まず、顎の関節へ麻酔薬を注入し、頭が動かないように患者様の上あごを抑えます。 下顎の奥歯に親指を置き、患者様にやや前方で口を閉じるようにしてもらいます。下顎を下方へ下ながら顎が健康な側へ回転させる方法です。

◆ 外科手術
薬物療法・運動療法・マニピュレーション法などを行っても症状が改善されない場合に、外科的な治療が必要になる場合もあります。ただし、ほとんどの場合の患者様が外科手術なしで症状が改善されます。

 


Q.歯並びと噛み合わせは違うものですか?

A.answer

歯並びは、2次元的ですが、噛み合わせは3次元的です。つまり、高さ・幅・奥行きによってバランスが決まります。歯並びが良いからといって、噛み合わせが良いとは限りません。

 

Q.どのような症状が改善されますか?

A.answer


・顔の歪み

・無気力、消極的な性格の改善

・肩こり、腰痛

・背骨の曲がり

・激しい頭痛

・血圧が高い

・顎関節症

・口が開かなくなる

・歯周病

・自律神経失調症

・不眠症

・ホルモンバランスのくずれ

このような症状が改善されます。

 


Q.マウスピースがいいと聞いたのですが?

A.answer

噛み合わせ治療には、マウスピースを使った治療法があります。この方法はスプリント療法と呼ばれており、手軽な方法ながら噛み合わせの治療法として非常に有効であると言われています。

歯ぎしりや歯をくいしばる習慣がある人がその癖を直す為に使用します。また、顎の筋肉の緊張や痛みを緩和する効果もあり、顎の関節にある関節円盤を正常な位置に調整する為に使用されます。

口を開けるときにポキッと鳴るような症状がある人には、このスプリント療法は非常に有効です。
マウスピースによる治療は、個人差もありますが比較的短時間で症状を改善する効果が得られやすく、顎関節症の治療には有効なものです。

顎関節症の原因にはストレスが影響していることもあるのですが、マウスピースを装着し、顎関節症に対して有効な治療をしているという精神的な安心感から顎関節症の症状を軽減する効果があるとも言われています。

また、マウスピースはスポーツをする時にも有効です。

 

Q.スポーツマウスガートとは何ですか?

A.answer

スポーツをするときに、意外と忘れがちなのが口の中の保護です。唇・舌・頬の損傷、歯の破折、顎の骨折など、実は口の中も危険にさらされています。これらの防止や軽減に役立ち、使用することでさらなるパワーアップにつながるアイテムが、スポーツマウスピース=スポーツマウスガードです。

歯には歯根という根があり、小臼歯は2本、大臼歯は3本など歯によってその本数が異なります。スポーツによって衝撃を受けやすい前歯にはたった1本しかないので、衝撃への耐性があまりありません。

これを考慮して、当院では歯型を精密に採取し、歯だけでなく歯ぐきの上の方まで覆う構造になっているオーダーメイドマウスガードを製作しています

スポーツマウスガードのメリット

1.顎の関節を保護
顎関節への衝撃を緩和し顎関節症の予防、軽減をします。

2.外傷の予防
外から受ける歯や顎、お口周りへの衝撃を吸収し怪我を防ぎ、自分の歯でお口の中を切ったり、相手を怪我させたりすることも防ぎます。

3.顎の骨折予防
クッションになるため歯との噛み合せている接触面積が広がることにより衝撃が分散され顎関節の保護や骨折の予防にもつながります。

4.バランス感覚の向上
衝撃を受けないスポーツでも装着することによって正しい噛みあわせの位置が保たれるため、ずれている噛みあわせを補正することで余分な負担を軽減し、運動能力がのびたり、故障が少なくなり、運動パフォーマンスの向上につながりますし、上下の歯の接触面積が広がるので、筋力、身体の反応アップにつながります。

5.心理的な安心感
自分の歯が ガードされているという安心感により積極的なプレーが出来る効果があります。チームカラーで揃えるとチームの統一感が向上する事も。

【マウスガードの装着が義務化されているスポーツ】

・アメリカンフットボール

・キックボクシング

・ボクシング

・ラグビー

【マウスガードの装着が一部義務化されているスポーツ】

・アイスホッケー

・インラインホッケー

・空手

・ラクロス

【マウスガードの装着が有効なスポーツ】

・ウェイトリフティング   ・柔道          ・スキー
・スノーボード       ・テニス         ・バレーボール
・レスリング        ・サッカー        ・水泳
・スケート         ・バスケットボール    ・ハンドボール
・自転車          ・スカッシュ       ・スケードボード
・相撲           ・ソフトボール      ・バドミントン
・野球

 

Q.治療期間・費用はどのくらい掛かりますか?

A.answer

治療の回数は個人によって異なりますが、平均して2~3回で治る方もいます。

月1回の調整の方もいます。

レーザー治療と併用して ¥2,000 ~ ¥10,000 で治療できます。