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2018.06.18

乳歯の横の変なところから永久歯が生えてきた  2018.6.18

しばらく、エイジングのお話だったのでちびちゃんたちのお話をします。
クリニックにも永久歯と乳歯が生え変わる時に歯茎の横から永久歯が出てきて心配されるお母様たちがたくさんいらっしゃいます。そこで今回は生え変わりの時期についてお話します。

下の前歯
乳歯の直下にある永久歯が萌出し始めますと乳歯の歯根を溶かし始めます。
これを”歯根吸収“といいます。
一般的に乳歯の歯根吸収は2、3年程かけて少しずつ起こり最終的にはほぼ歯冠を残すのみになって抜け落ちます。
最初に起こる下顎乳歯中切歯の交換は早いお子様では5歳半頃から始まり、平均的には6歳過ぎとなります。
永久歯の萌出経路が偏っていると萌出しかかっていても乳歯歯根が十分に吸収されず、乳歯が抜けないで並存することがあります。
このような現象を”二重歯列“といって下顎切歯部では永久歯が内側に生えてくる形でよく観察されます。
最近は歯根吸収しないお子様が多く、クリニックで抜くケースもあります。

二重歯列では乳歯を除去し、後続する永久歯を本来の位置に誘導する必要があります。
乳歯を抜いた後の空隙が永久歯の幅と同じか、やや少ない程度なら顎も発達してきますので舌の運動する力によって永久歯の中切歯は自然に前方へ移動します。
この時、この空隙が足りないからといって隣の乳歯は抜かないようにする必要があります。
隣の永久歯に必要な空隙を一部使ってしまいでこぼこ、重なりの原因となるからです。
レントゲンで抜くタイミングを見ましょう。

上の前歯
まだ周りのお子様に比べて生えてくるのが遅いので心配というお母様もいます。
萌出時期は身体発育の程度や歯列の状況などによる個人差が大きく、子供たちは様々です。
ただ上顎前歯部で歯茎が肥厚してなかなか生えてこない場合や左右差が著しい場合は要注意です。片方の永久歯が生えて半年ほど経過しても反対側の乳歯が残っている。この場合は、歯の真ん中がずれてしまう可能性が考えられます。
抜けていても永久歯が生えてこない場合は、しっかりレントゲンで永久歯の位置を確認し早めの処置をしましょう。

本来の時期よりかなり遅くなる事を”萌出遅延“と言います。
歯並びを綺麗にするためにこの場合は長く待つことは好ましくないですね。
脱落時期が相対的に遅くなった乳歯は後継永久歯の歯根形成度を確かめた上で抜歯する必要がありますし、永久歯上部の肥厚した歯肉を切除(開窓)して萌出を促すこともあります。
クリニックではレーザーを使用しますので痛みもなく開窓することができます。
これに対して永久歯の萌出経路を阻害している過剰歯や、小さな歯の塊が入った歯牙腫などがあったり永久歯自身の位置や形態に問題がある埋伏歯は外科処置で原因を除去したり矯正による牽引処置を行います。

生え変わりの時、歯並びを悪くしないため、
1カ月に一度は経過を診てもらってくださいね。

 

 

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