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2012.01.01

舌苔 2012.01.01

舌苔(ぜったい)は、舌に付着する白い苔状のもの。舌の上皮が伸びたものに細菌や食べかす粘膜のカスが付着したもののことです。

それは、細菌の死骸・脱落した粘膜上皮、タンパク質は、細菌によって分解されると発揮性云硫黄化合物を発生させます。これが臭いの原因になります。

健康な状態の舌は、てかてか光った感じではなく潤いがあり血液の色が透過して薄いピンク色をしていて、表面はビロードの布地のようなざらついた、うっすら白い舌苔がついています。

舌の周りと先端には舌苔がなく、舌先1センチぐらいの位置から奥に向かって薄い白い舌苔が付着しています。一日の中でも、体調などによっても舌苔の量は変化します。

たとえば、寝起きなどは、全体が白っぽく見えます。舌の表面の沢山の舌乳頭が表面粘膜を覆っているので、白っぽくも見えます。年齢とともに白さが増し、さらに年齢を重ねると舌乳頭がなくなり舌表面がつるつるになってしまうことがあります。
この場合、味覚障害が起こったり口腔内乾燥が起こったりするようになります。

舌苔の色である程度の状態が予測できます。

1. 舌苔が黄色い場合
全身的・病的・もしくは歯周病などの可能性があります。タバコやコーヒーの飲みすぎ、口呼吸などの悪癖、老化が考えられます。

2. 白い場合
アレルギー(花粉症・慢性鼻炎・喘息・マストセルサイトーシス)などの関連を考えます。

3. ピンク色で舌苔がない場合
医学的にこのような舌を「紅舌」といい舌全体が熱っぽく、酸っぱいような口臭がしたり、ピリピリするような感じがしたり味覚障害を引き起こすこともあります。原因として内臓の病気や栄養状態が悪いことが多いようです。

4. 黒っぽい場合
長期間に渡り抗生物質を服用していると黒っぽい舌苔が付着することがあり、これを「黒毛舌」といい、薬の服用による可能性が高いです。

では、どうやって舌苔をとったらいいでしょうか? どれくらいとればいいでしょうか?
実は、歯ブラシでゴシゴシ擦る取り方は舌の表面を傷つけてしまうので、行わない方が望ましいです。

・舌苔の取り方は、舌に負担がかかりにくいように開発された専用のブラシなどを活用すべきだと思います。ポーラ様から新発売になりましたシルクブラシがお勧めです。舌の表面には小さな突起状の乳頭がびっしり生えています。乳頭の下部には、味蕾という味を感じる組織があり、乳頭間のスペースには唾液を蓄える役割があります。

なので、強く舌を掻きだすと舌乳頭も同時に掻き取られ舌の表面は、つるつるの状態となり大切な唾液を蓄えることができなくなってしまいます。
またこのようになると、口臭の原因にもなります。

・研磨剤、界面活性剤の入った歯磨き剤は中止しましょう

・舌を口蓋に押し付けたりしてご自分のお口の中でごしごしするのも効果的です。

・食事や生活の改善を図り咀嚼回数を上げるのも正常に保つ心がけです。

最近、キウイフルーツ由来のプロテアーゼ(たんぱく質分解酵素)「アクチニジン」という物質が舌苔の除去に効果的なことがわかってきたので、食後、キウイなんか頂いてみてはいかがでしょうか。

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