Q.ボトックスでどんな治療ができますか?

A.answer

ボトックスは表情しわに効果的です。表情しわには、眉間の縦しわ、額の横しわ、目尻のしわ、顎の梅干し状のしわ、口元のしわなどがあります。

ボトックスはしわ以外に小顔治療、目を大きくする、額をリフトする、脚を細くするなどのプチ整形や多汗症治療などにも行われます。

特に、歯科分野では、噛み合わせが強くて張ったエラや、奥歯がなくなったことによる顔のたるみ、片咬みによる顔の左右不対称、顎関節症による顎の痛みの緩和、歯ぎしり、食いしばりに有効です。
 

Q.治療にどれくらい時間がかかりますか?

A.answer

治療自体は5分程度で終わります。
表面麻酔をする場合は5分~10分程度、お時間をいただきます。
 

Q.ボトックスはどれ位もちますか?

A.answer

しわ治療の場合は、注射後次の日から10日ぐらいで効果が現れ、3~6か月ほど続きます。一般的に2回目以降の治療効果は初回より長く持続すると言われています。

これはしわを作る筋肉に、ボトックスが効いている一定期間、あまり動かされないので少しずつ萎縮してしわが作られにくくなるためと考えられます。

小顔治療は1回目の効果は即日から、1~2か月かかり効果は3~8か月程度続きます。

2回目以降は効果がより早く現れ即日から1~2週間、1回目に比べて効果もしっかり出ます。小顔治療は4~6回程度繰り返すと半永久的な効果が得られることが多々あります。
 

Q.ボトックス治療は痛いですか?

A.answer

数か所に注射しますからある程度の針刺入の痛みはあります。

当クリニックでは、なるべく痛みを抑えるために表面麻酔を塗ったり、希望であれば極細の無痛針を使用いたします。痛みに弱い方にも安心して治療をお受け頂けます。
 

Q.ボトックスは何歳ぐらいから始めていいのですか?

A.answer

10代のボトックスにご本人がよほどコンプレックスに感じ、悩んでいない限りお勧めしていません。

20代後半になると徐々にコラーゲンなどが減ってきて、表情しわが目立ち始めます。それでもまだしわを作らない表情の時はしわが目立ちません。

30代後半になると表情しわは更に目立ち始め、しわを作らない表情でも、額や目尻のしわが消えなくなってきます。

このように、お口周りのボトックスを始めるのに最適な年齢は30~40代でボトックスが良く効く年齢は60代までと考えます。
 

Q.ボトックスでボツリヌス中毒になることはありますか?

A.answer

ボツリヌス菌は食中毒を引き起こす菌として知られていますが、ボトックスはボツリヌス菌そのものを注射するわけではありません。

ボツリヌス菌の毒素を抜いてあり、食中毒を引き起こすボツリヌス毒素の量は、3万単位なのに比べ、美容に使用される量は2.5~100単位と少量であり適切な治療を行っている限り中毒を引き起こす心配はまずありません。
 

Q.ボトックスにはどんな副反応がありますか?

A.answer

針の跡が点状に残ったり、皮下出血が起こることがありますが、この反応は一時的でお化粧で隠せる程度です。
 

Q.ボトックスで変な顔になることはありますか?

A.answer

ボトックスのデザインによっては仮面のような不自然な表情になったり、多少眉が上がったり、目が大きくなったりと表情に変化が現れることがあります。

歯科で行うボトックスは治療皮膚科で行うボトックスよりも低濃度のため、お顔が不自然になることはまずありません。
 

Q.ボトックスの禁忌事項を教えてください

A.answer

絶対的禁忌
◆妊婦・授乳中の女性
妊娠中および授乳に関する薬の安全性が確認されていないため使用はできません。
◆あざが出やすく薬を服用して2週間以内の方
・アスピリン(風邪薬や痛み止めに入っています)
・イブプロフェン
・ビタミンE
・銀杏葉エキス
・魚のオイル由来のサプリメント(DHA)
などを服用しているとボトックス注射した部位にあざが出やすくなることがあります。
◆脊髄末梢神経の病気に罹患している場合
アミトロと呼ばれる筋委縮性側索硬化症、筋無力症など、神経と筋肉の境目の病気の方は禁忌です。
◆アミノグリコシド系やポリミキシン等の抗生物質を服用している場合
神経と筋との間のシグナルに影響を与える可能性のある抗生物質とボトックスの併用は認められていません。
◆小児
ボトックスは基本的に18歳以上にしか使われていません。
◆65歳以上の人
ボトックスの臨床治療には65歳以上の患者様が含まれていないため、それ以上の年齢層での使用は勧めておりません。 どうしても使用する場合は、患者様のインフォームドセンセントをお取りし、投与量に注意をいたします。
◆精神科で治療中の方
精神的な問題を抱えていることもあり、お断りしております。


想対的禁忌
◆注射しようとする皮膚に皮膚病や感染・炎症がある場合
◆顔面に強度の左右差がある場合
顔面神経麻痺などの治療が目的で来られる場合、完全には治らないかもしれないというインフォームドコンセントをしております。
◆神経筋疾患にかかっている方
神経内科・脳外科の主治医の許可をお取りしてからの治療となります。
◆心臓や血管の病気にかかっている方
不整脈や心筋梗塞の予防の薬を飲んでいる場合は、主治医の許可が必要になります。
◆膠原病・自己免疫疾患
抗原抗体反応に関わってきますので主治医からの許可が必要です。
いずれにしても歯科で行うボトックス治療は美容皮膚科で行うボトックス治療よりも低濃度ですので、安心して施術できると思います。