2015年6月28日

PDT(フォトダイナミックセラピー)

PDTPDTとはPhoto Dynamic Therapy(フォトダイナミッセラピー)の略で日本語では光線力学療法と言います。
光線力学療法とは、生体内に光感受性物質(光増感剤)を注入し、標的となる生体組織にある波長の光を照射して光感受性物質から活性酸素を生じ、これによって癌や感染症などの病巣を治療する術式です。これを歯周治療に利用します。今までにない歯周病治療です。
光によって活性化する薬品(光活性剤)を歯周病ポケット内部に注入し光を照射することによってこの薬品を活性化して除菌します。
麻酔を行う必要性がありませんし、1歯約1分で終了(除菌)可能です。
抗菌療法(抗生物質の内服による歯周病治療)と違い、抗生物質を服用しないため、耐性菌のリスクが少なく、より生体に優しい治療法と言えます。

それではこのPDTは今までの歯周病治療と何が違うのでしょうか?
SRP(スケーリング・ルートプレーニング)により歯石等の感染物質を取り除く際に歯周病細菌歯周ポケット内部に散らばって残ってしまうことがあります。
SRPを行うことによって歯石(汚れ)は結構取れますがすべて(100%)取れません。砕かれた歯石の削片や目で見えない細菌等は残る可能性がありますし、大量の細菌が残るとそれが元になり歯周病が再発することがあります。
また、重度歯周病の場合、歯周ポケット内部には大量の歯周病細菌が生息しています。この細菌が腫れや、出血の原因となっているだけでなく、骨が吸収を起こします。
歯周病細菌を減らすことが歯周病を治す第一歩なのです。

今までの歯周病治療では効果が確実に期待できない症例があったり(細菌除去が不確実な症例)、抗生剤を使用した歯周病治療は副作用の問題(薬剤耐性)が起こることがありました。すなわち、薬剤が効かなかったり、効きにくくなるなどの現象が起こることがあります。PDTはそうしたことがまったく起こらない歯周病治療なのです。

アミーズ歯科クリニックまず使用するバイオジェルですが、0.01%のメチレンブルー色素を中性リン酸緩衝液で、この色素は歯周病細菌に得意的に結合します。このバイオジェルは光感受性物質と言い、光を吸着すると化学反応が起こり活性酸素を発生させることができます。
アミーズ歯科クリニック光エネルギー(Periowave)を照射この時に使用する光エネルギーは「Periowave」という装置を使用します。「Periowave」は670nmの波長で220mWの低出力光エネルギーです。発熱を起こすこともないため、痛みを感じることはありません。
光エネルギー(Periowave)を照射することにより、色素(バイオジェル)が結合した歯周病細菌は破壊されます。このバイオジェル(色素)は人間の身体の細胞には結合しません。また、光が照射される1~2ミリが有効範囲であるため、その効果は限局的です。そのため、ピンポイントでバイオジェル(色素)を塗布し、光を照射することが可能です。

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