2015年6月30日

歯周組織再生療法とは

1.GBR法
GBRは歯周組織再生法の1つであるGTR(Guided Tissue Regeneration)と同様に人工の膜を用いて骨再生のスペースをつくる方法で、中に移植骨、骨代替材、PRP等の誘導因子などを封入して骨の強度や密度を向上させる方法。
昔から行なわれている自家骨移植は現在も臨床的に有効な方法で、骨増量法のゴールデンスタンダードと言われています。しかし、骨を採取するためには手術部位以外への侵襲と採取できる骨の量に限界があることが問題となります。そこで、人工骨研究が進み種々の形状のハイドロキシアパタイトやβ-TCP、α-TCP、バイオス(Bio-Oss)、ピュロス(DBM Puros)などが骨代替材として使用され効果をあげています。

GBR法

Step1■Step1
ダッペングラスなどに顆粒を
移します。
Step2■Step2
患者様から採血した血液を
顆粒に適量加えます。
Step3■Step3
顆粒と血液を均一に混ぜます。
Step4■Step4
骨の量が不足した部位などに
適量を補填します。

2.GTR法(歯周組織再生誘導法)
GTR法(Guided・Tissue Regeneration technique)歯根の周囲の骨の吸収した部分位に骨の再生を促すために、テトロン製の薄い膜を使います。歯根の周りに穴が開いているような骨の吸収部位を膜でふたをして、膜の内側に骨の再生を期待します。使用する膜は吸収性膜と非吸収性膜がありますが、歯周病の病態も考慮して選択します。保険適用です。

Step1歯周炎になると結合組織が失われます。Step2メンブレンにより、新付着形成能のある歯根膜組織にスペースを提供します。Step3新付着には線維結合を伴う新生セメント質の形成が見られます。

GTR法組織再生用吸収メンブレンと非吸収メンブレン
歯周病によって失われた歯と歯の周りの組織の付着を再生させるという治療法です。吸収性と非吸収性の膜があります。

3.バイオリジェネレーション法(エムドゲインなどの薬剤を使用する方法です)
バイオリジェネレーション法エムドゲインの主成分は子どもの頃、歯が生えてくる時に重要な働きをするたんぱく質の一種です。
これを歯周組織をきれいにした後、歯の根に塗ることにより歯の発生過程に似た環境を再現します。
この結果、歯や歯周組織を再生させます。

バイオリジェネレーション法の流れ
Step1Step1
歯肉の切開をします。
Step2Step2
歯肉を剥離します。
Step3Step3
局所麻酔後、切開、軟組織を剥離し歯根面の徹底清掃をします。
Step2Step4
清掃した歯根面にエムドゲインゲル溶液を塗布します。
Step3Step5
縫合します。

歯周組織再生療法の注意事項

歯周組織再生療法を行えば、必ず骨が回復するというわけではありません。
歯周病が進行して骨の大部分が溶けてしまっているような場合には歯周組織再生療法を行っても骨の回復が望めない場合があります。

歯周病予防について

【プラークコントロールが大事!】
プラークコントロールとは歯や歯茎に付着したプラーク(歯垢)を抑制、除去することをいいます。プラークは歯周病の進行だけでなく口臭の原因になったり虫歯菌の増殖にも深く関わっています。プラークコントロールは歯を守るうえで大変重要な事です。

【歯磨きが大事!】歯磨きが大事
プラークは歯ブラシの入りにくい場所に溜まりやすいので、効率の良い磨き方でなければいつまでもプラークがとれないだけでなく歯の表面を傷つけてしまいます。歯科医院で、皆様にあったブラッシング指導を受け、正しい知識で効率のよいブラッシングを覚えることにより、ご家庭でも十分な歯周病予防が可能です。

【3DS法】【DDS療法】3DS法
手術ができない場合、スケーラーでポケット内をきれいにしたあと、先の細いシリンジで抗菌剤(塩酸ミノサイクリン)を送り込みます。歯周病菌が住みついている部分に直接投与するので効果的です。薬は長い時間効果が持続する徐放能を持っています(商品名:ペリオクリン、ペリオフィール)。

歯ブラシの効果を高める手段として、3DS(スリーディーエス)という方法も登場してきました。自分の歯ならびに合ったトレーに薬剤を入れて少しの間、歯にはめこむ方法です。
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クリーニング(PMTC)について

北欧で開発されたPMTC「プロフェッショナルメカニカルティースクリーニング」をお薦めします。歯のプロフェッショナルが自分ではなかなかとることができない茶渋やヤニなどの頑固な汚れや歯石を専用の器具で丁寧にクレンジングする方法です。PMTCの後は、歯全体のくすみがとれ、白くなります。さらにトリートメントすることによって、つるつるの歯になります。

毎日歯を磨いていても磨き残しや細かい部分はなかなか自分では磨けません。磨いているのと磨けているのは違います。これはおもに歯垢(プラーク・歯の表面に付着する白い塊のこと)で、細菌の塊です。これが歯と歯のすき間や歯のつけ根のところにたまり、歯茎が炎症をおこして、歯茎からの出血の原因となります。もちろん虫歯や口臭の原因でもあります。

歯垢を長時間付いたままにしておくと歯石(石のように固くなる)となり、歯の表面につきます。
これをそのままにしておくと歯周病などにかかる可能性も高くなります。歯周病は、動脈硬化や糖尿病などの病気と関係があったり、いろいろな全身の健康をそこないます。

このように、虫歯や口臭の原因となる歯石と歯周病の原因となる歯石を取り除くことで出血がなくなり、さらにお口の中の健康と体全体の健康を維持できるようにもなります。

患者様がしっかり歯磨きを頑張ってくださっていても、それだけではバイオフィルム(汚れの膜)を完全に取り除くことはできません。

毎日のセルフケアに加えて、このようなプロフェッショナルケアを継続的に行い、いつまでも若々しく白く輝く美しい笑顔でありたいという患者様をサポートしたいと思っております。

クリーニング(PMTC)の特徴

予防や治療はつらいというイメージをもつ方がいらっしゃるかもしれませんが、PMTCの特徴は「爽快感・快適さ」です。専用の器具を使用するので、痛みはありません。 また、PMTCにより虫歯や歯周病を予防することができるというのが重要な特徴です。

マタニティークリーニングについて

一般向けのクリーニングで使用する専用の器具を小さめのものに変えております。
ジェット水流 ジェットパウダーを吹き付ける作業はしません。
あとは通常のクリーニングと同じです。
そして、最後はフッ素をコーティングし、トリートメントケアを行います。
椅子の確度もクリーニングには難しい60度ぐらい角度をつけ、お腹を圧迫しないようにします。

クリスタルジェット

クリスタルジェット...着色・虫歯の多い方のクリーニング(PMTC)です。

STEP1STEP1
患者様の現在の歯の状態はさまざまです。1度では痛みが走り、しみたり、出血が多すぎたりする場合もありますので、1人1人にあった適切な方法をアドバイスしています。
クリーニング衛生士が
担当いたします

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STEP2STEP2
残っている歯垢、歯石を専用の器具を使って除去します。

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STEP3STEP3
ジェット水流、ジェットパウダー(重曹の入ったパウダー)で、普段落とせない歯面の汚れ(着色やくすみ)、歯茎の中の汚れ(細菌の塊)を落としていきます。表面に細かいパウダーを噴きつけるので、歯を削ることなく、機器では届かないところの汚れも取れます。

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STEP4STEP4
デンタルフロス(糸)を使って、歯と歯の間に残っているプラークを落とします。

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STEP5STEP5
専用のブラシ、ラバーカップに専用のペーストをつけ磨いていきます。 表面がパールの輝きになります。

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オプション
さらにオプションとして、患者様一人一人に合わせて、フッ素、シュパーブ(トリートメント)、ガムマッサージをセレクトしていきます。クリーニングがいっそう効果的になります。

大人のためのフッ素コーティングA.大人のためのフッ素コーティング
歯磨き剤に入っているフッ素(フッ化ナトリウム)よりさらに濃度の高い酸性フッ素で歯質を強くします。

シュパーブB.トリートメント
研磨しただけでは歯の表面に傷がついた状態です。
アパタイトリナメル(ナノアパタイト粒子入りペースト)を塗布し、歯の表面についたミクロの傷を修復しコーティングしていきます。
表面の傷が埋まり、着色がつきにくくなります。

ガムマッサージC.ガムマッサージ
当院では心地よさを全身で感じていただくために歯肉マッサージを行なっています。肩や首などをマッサージするように、歯肉もマッサージしてあげることにより、歯肉が引きしまり、血行がよくなりきれいなピンク色になります。身も心もリラックスしてもらうためのオプションです。 「歯茎って、こんなに凝っているものなのですね。お口が軽くなった感じがします。」
こんなコメントを頂いております。

2015年6月29日

ペリオコントロール

ペリオコントロール...歯周治療の方のクリーニング(PMTC)です。

STEP1STEP1
まずはお口の中全体の診査・歯周ポケット診査・虫歯などをチェックしていきます。

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STEP2STEP2
弱アルカリ性水であるパーフェクトペリオを用いながら、歯石を取り除き、イリゲーションしていきます。

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STEP3STEP3
抗菌剤(ハリゾンetc.)をつけてブラッシングをし、こ口腔内の菌を徹底的に除去していきます。

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STEP4STEP4
仕上げにご自分では手の届きにくい所を歯間ブラシや、フロスを使い綺麗にしていきます。

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STEP5STEP5
お口の中の菌が取り除けたところで、体内にある常在菌のバランスを整えるためプロデンティスシロップを塗布し終了となります。

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その他にマウスピースをお持ちの患者様は、ご自宅で3DS療法も行っていただいています。

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シュパーブ

シュパーブ...歯の美容トリートメントです。

STEP1STEP1
歯垢、歯石を歯ブラシや専用の器具を使って丁寧に取り除いていきます。

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STEP2STEP2
普段、ご自分で汚れを残さず取り除くのが大変な奥歯までフロスを通していきます。

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STEP3STEP3
毎日のお手入れで出来てしまう見えない歯の表面にできる細かいキズまでコーティングできるアパガードリナメルを塗っていきます。

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STEP4STEP4
お口の潤滑油であるプラセンタ入りのタムタムジェルをたっぷり使って歯肉マッサージをしていきます。指の腹で丁寧に行うことによって歯茎のコリもほぐせます。

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STEP5STEP5
更に口輪筋、唾液腺、動脈・神経のマッサージを順に行って全身しっかりリラックスしていただけましたら終了になります。

ベルエットコース

DSC09614.JPGベルエットコース
...ペリオコントロールとシュパーブを合わせたクリーニングです。

忙しくてなかなか通えない方にオススメのコースです。
着色取りから歯周病予防、そして虫歯予防のフッ素までとボリュームのある内容になっております。詳しい施術内容に関しましては、来院されてからご案内させていただきます。

定期健診のすすめ

PMTCをしたからといってホームケアを怠ると直ぐに歯は菌に侵されてしまいます。日頃からの歯磨きはもちろん定期的に歯科医院にて検査して、歯の健康状態を確認することをお勧めします。

歯周病に3DS(歯科薬剤到達システム)療法

歯周治療歯型に合わせた樹脂製マウスピースの内側に抗菌剤を塗り、1日5分間歯にかぶせる方法です。
歯周病にかかると、歯茎の腫れ、出血を伴う歯肉炎や歯を支える骨などの組織が破壊させる歯周炎が起こり、悪化すると歯を失うまでに至ります。歯の表面や歯茎のすき間で増殖する歯周菌が原因で成人の8割に症状があるとされています。

最近の研究では、歯周病菌は血管に入り込んで体内を巡り、糖尿病の悪化要因となることや、心筋梗塞の引き金になる可能性があることもわかってきました。
歯周病菌が増殖すると、日常的な歯磨きでは除去できません。歯周病菌は本来、酸素に触れると死滅する弱い菌ですが、糖類などでできた無色のネバネバした膜(バイオフィルム)を形成し、その中で増殖します。

バイオフィルムは歯ブラシでは取れないため、歯科での専門な治療が欠かせません。細菌の死骸などが固まった歯石を除去した後、専門の器具で研磨剤を塗った歯の表面を磨き、バイオフィルムを除去します。この研磨の操作は「PMTC(歯面清掃)」と呼ばれます。

しかしそれでも取りきれない歯周病菌もあります。
この歯周病菌を徹底的にとる方法が3DS(ドラックデリバリーシステム)です。
マウスピースの内側に抗菌剤を塗ります。1日5分、歯にかぶせ、1週間続けるとPMTCで破損したバイオフィルムの間から薬が染み込み歯周病菌を退治できます。
様々な種類がある歯周病菌のうち歯周病と密接に関係するのは4種類あります。抗菌剤を使っても菌を完全無くすことはできませんが、歯周病菌が口内の総菌数のそれぞれ0.1~0.2%程度であれば歯の健康を保てることが分かってきました。
治療後は丁寧な歯磨きを心がけ数か月ごとに通院して磨き残し部分の清掃などを行うことで歯周病菌の増殖を抑えることができます。

PMTC3DSフォトダイナミックセラピー(PDT)を取り入れた治療は、当クリニックにおいて最大限に歯周病菌を減らす効果的な治療法だと思います。

2015年6月28日

PDT(フォトダイナミックセラピー)

PDTPDTとはPhoto Dynamic Therapy(フォトダイナミッセラピー)の略で日本語では光線力学療法と言います。
光線力学療法とは、生体内に光感受性物質(光増感剤)を注入し、標的となる生体組織にある波長の光を照射して光感受性物質から活性酸素を生じ、これによって癌や感染症などの病巣を治療する術式です。これを歯周治療に利用します。今までにない歯周病治療です。
光によって活性化する薬品(光活性剤)を歯周病ポケット内部に注入し光を照射することによってこの薬品を活性化して除菌します。
麻酔を行う必要性がありませんし、1歯約1分で終了(除菌)可能です。
抗菌療法(抗生物質の内服による歯周病治療)と違い、抗生物質を服用しないため、耐性菌のリスクが少なく、より生体に優しい治療法と言えます。

それではこのPDTは今までの歯周病治療と何が違うのでしょうか?
SRP(スケーリング・ルートプレーニング)により歯石等の感染物質を取り除く際に歯周病細菌歯周ポケット内部に散らばって残ってしまうことがあります。
SRPを行うことによって歯石(汚れ)は結構取れますがすべて(100%)取れません。砕かれた歯石の削片や目で見えない細菌等は残る可能性がありますし、大量の細菌が残るとそれが元になり歯周病が再発することがあります。
また、重度歯周病の場合、歯周ポケット内部には大量の歯周病細菌が生息しています。この細菌が腫れや、出血の原因となっているだけでなく、骨が吸収を起こします。
歯周病細菌を減らすことが歯周病を治す第一歩なのです。

今までの歯周病治療では効果が確実に期待できない症例があったり(細菌除去が不確実な症例)、抗生剤を使用した歯周病治療は副作用の問題(薬剤耐性)が起こることがありました。すなわち、薬剤が効かなかったり、効きにくくなるなどの現象が起こることがあります。PDTはそうしたことがまったく起こらない歯周病治療なのです。

アミーズ歯科クリニックまず使用するバイオジェルですが、0.01%のメチレンブルー色素を中性リン酸緩衝液で、この色素は歯周病細菌に得意的に結合します。このバイオジェルは光感受性物質と言い、光を吸着すると化学反応が起こり活性酸素を発生させることができます。
アミーズ歯科クリニック光エネルギー(Periowave)を照射この時に使用する光エネルギーは「Periowave」という装置を使用します。「Periowave」は670nmの波長で220mWの低出力光エネルギーです。発熱を起こすこともないため、痛みを感じることはありません。
光エネルギー(Periowave)を照射することにより、色素(バイオジェル)が結合した歯周病細菌は破壊されます。このバイオジェル(色素)は人間の身体の細胞には結合しません。また、光が照射される1~2ミリが有効範囲であるため、その効果は限局的です。そのため、ピンポイントでバイオジェル(色素)を塗布し、光を照射することが可能です。

フォトダイナミックセラピー(光線力学を使った歯周病ケア)1歯の費用はこちら

2015年6月27日

PDTの適応症

PDTの適応症はこのようになります。

歯周病治療と併用すると効果的アミーズ歯科クリニック
歯周病の治療と併用して行うことによって効果があります。
歯周ポケット内部の感染物質(歯石等)を超音波スケーラー等で除去(クリーニング)してからPDTを行い、PDT終了後には必ず破壊された歯周病細菌および毒素を洗浄することが必要です。
メンテナンス(定期検査)で使用すると効果が持続します
当クリニックオリジナルのパーフェクトペリオメンテナンスコースで使用しています。PDTによってある程度の期間歯周病細菌の再発を抑えることが可能となりますので、メンテナンスにおいて歯周ポケットの再発した部位に使用することにより維持安定を得ることができます。
どれくらいPDTの効果が持続するかということは様々な条件により大きく変わりますが、約1~2か月は維持可能となります。
(PDTを使用すれば歯周病にならないということではありません。徹底した歯磨きができないと効果がありません)

再発しやすい歯周病に最適
歯周病は歯周病細菌による感染症です。歯周病細菌が多い方は再発率が高くなります。重度歯周病の方や再発率の高い人にはPDTは最適と言えます。

歯周病治療における菌血症の防止に
歯周治療における菌血症とは、汚れ(細菌)が歯周病治療(抜歯等の他の歯科治療でも起こります)を行うことにより、身体の中の(血管内)に細菌侵入することを言います。歯周ポケット内部(歯肉の内部)には当然のことですが、血管が存在します。特に歯周病で歯肉が腫れている方は出血が起こっていることが多いため、歯周ポケット内部に存在する汚れ(歯石)と血管が触れていることになります。
こうした汚れ(細菌)が一時的に血管内部に侵入することを菌血症と言います。歯周病治療等の歯科治療を行うとこうした菌血症が起こることが報告されています。
歯周病の基本的な治療であるルートプレーニングでは、報告に差がありますが、「8~79%の確率で菌血症が生じる!」と報告されています。 PDTをルートプレーニング前に行うことにより、歯周病細菌の減少をはかることが可能となるため、菌血症のリスクを減少できます。

細菌性心内膜炎、大動脈弁膜症、チアノーゼ性天性心疾患、人工弁、シャント術実施患者...の方に有効
このような疾患の患者様は菌血症をおこす可能性が高いためPDTは有効と言えます。

インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)に有効!
インプラントは虫歯になりませんが、歯周病のような状態にはなります。このような状態をインプラント周囲炎といいます。インプラント周囲炎はインプラントが使えなくなる最大の原因です。メンテナンスの際にPDTを使用し、細菌の減少を行うことも有効ですし、もしインプラント周囲炎になってしまっても治療効果は高いです。

インプラント周囲炎(他院からの患者様)
インプラント周囲炎

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