歯周組織再生療法とは

1.GBR法
GBRは歯周組織再生法の1つであるGTR(Guided Tissue Regeneration)と同様に人工の膜を用いて骨再生のスペースをつくる方法で、中に移植骨、骨代替材、PRP等の誘導因子などを封入して骨の強度や密度を向上させる方法。
昔から行なわれている自家骨移植は現在も臨床的に有効な方法で、骨増量法のゴールデンスタンダードと言われています。しかし、骨を採取するためには手術部位以外への侵襲と採取できる骨の量に限界があることが問題となります。そこで、人工骨研究が進み種々の形状のハイドロキシアパタイトやβ-TCP、α-TCP、バイオス(Bio-Oss)、ピュロス(DBM Puros)などが骨代替材として使用され効果をあげています。

GBR法

Step1■Step1
ダッペングラスなどに顆粒を
移します。
Step2■Step2
患者様から採血した血液を
顆粒に適量加えます。
Step3■Step3
顆粒と血液を均一に混ぜます。
Step4■Step4
骨の量が不足した部位などに
適量を補填します。

2.GTR法(歯周組織再生誘導法)
GTR法(Guided・Tissue Regeneration technique)歯根の周囲の骨の吸収した部分位に骨の再生を促すために、テトロン製の薄い膜を使います。歯根の周りに穴が開いているような骨の吸収部位を膜でふたをして、膜の内側に骨の再生を期待します。使用する膜は吸収性膜と非吸収性膜がありますが、歯周病の病態も考慮して選択します。保険適用です。

Step1歯周炎になると結合組織が失われます。Step2メンブレンにより、新付着形成能のある歯根膜組織にスペースを提供します。Step3新付着には線維結合を伴う新生セメント質の形成が見られます。

GTR法組織再生用吸収メンブレンと非吸収メンブレン
歯周病によって失われた歯と歯の周りの組織の付着を再生させるという治療法です。吸収性と非吸収性の膜があります。

3.バイオリジェネレーション法(エムドゲインなどの薬剤を使用する方法です)
バイオリジェネレーション法エムドゲインの主成分は子どもの頃、歯が生えてくる時に重要な働きをするたんぱく質の一種です。
これを歯周組織をきれいにした後、歯の根に塗ることにより歯の発生過程に似た環境を再現します。
この結果、歯や歯周組織を再生させます。

バイオリジェネレーション法の流れ
Step1Step1
歯肉の切開をします。
Step2Step2
歯肉を剥離します。
Step3Step3
局所麻酔後、切開、軟組織を剥離し歯根面の徹底清掃をします。
Step2Step4
清掃した歯根面にエムドゲインゲル溶液を塗布します。
Step3Step5
縫合します。