噛み合わせ治療とは

噛み合わせ治療とは噛み合わせがアンバランスになると、重い頭蓋骨を支えている頸椎や腰椎が圧迫され、姿勢が歪みます。この歪みが長期間続くことで全身に悪影響を及ぼし、さまざまなつらい症状が現れます。
このような症状を改善するのが噛み合わせ治療です。

噛み合わせ治療の方法

噛み合わせのバランスの悪化や顎関節症などの原因はさまざまなので、治療法もその原因に適応したものを選択する必要があります。

オーラル・バランシング・セラピー
アミーズ歯科クリニック当クリニックでは第一選択として、患者様に薄いカーボン紙を噛んでいただき、数十ミクロンという単位で調整して噛み合わせのランスを整える方法を行なっています。
天然歯は、年月の間に『咬耗』(こうもう)といって自然に削れていきます。歯の表面のエナメル質は約1500~2000ミクロンの厚みがあるのですが、噛み合わせ治療は数十ミクロンの研磨が基本です。虫歯治療では300ミクロンほど削りますが、噛み合わせ治療で削るのは、この10分の1の微細な調整になります。また、天然歯と金属やセラミックの削れていく量はそれぞれ違うので、この細かい微調整を行ないます。
噛み合わせによる顎関節症の場合は、ほとんどの方がこの調整だけで改善されます。

スプリント療法
アミーズ歯科クリニック顎関節用マウスピースを使用して治療することです。
スプリントには様々な種類がありますが、筋緊張をとったり、顎への負担を軽減したり、噛み合わせを安定させたりすることを目的として使用します。主に夜寝るときに装着していただきます。
また、顎関節症が治るもう1つの理由として「プラシーボ効果」(思い込み効果)もあるといわれています。マウスピースを装着することによって「顎関節症が改善するかもしれない」と思い込み、顎関節症が改善された例も実際にあります。

運動療法
アミーズ歯科クリニック・筋マッサージ...筋肉の緊張を緩和させるために行ないます。
・顎関節訓練法...手で口を大きく開けることで、口が開く範囲を拡大します。
・生活指導.........頬杖やうつ伏せ寝、硬い物をガリッと噛むことを禁止したり、食いしばらないようにするなど、顎に負担をかけない指導を行ないます。

薬物療法
アミーズ歯科クリニック・痛み止めの薬...痛みがある場合にはまず痛みをとることが大事です。
・中性筋弛緩薬...筋緊張の緩和と痛みの軽減を目的として投与します。
・抗不安薬...顎関節の原因には神経性のもの(ストレス)もあるので、これを緩和するために用いられます。

マニピュレーション療法
アミーズ歯科クリニック運動療法や薬物療法を行なっても口が開きにくい場合に行ないます。
マニピュレーションの目的は、顎関節にある関節円盤というものを正しい位置に戻すことです。まず、顎の関節へ麻酔薬を注入し、頭が動かないように患者様の上顎を抑えます。
次に下顎の奥歯に親指を置き、患者様にやや前方で口を閉じるようにしてもらいます。
下顎を下方へ下げながら顎が健康な側へ回転させる方法です。

外科手術
薬物療法、運動療法、マニピュレーション法などを行なっても症状が改善しない場合には、外科的な治療が必要になることあります。ただし、ほとんどの場合、外科手術なしで症状が改善されます。

歯並びと噛み合わせの違い

アミーズ歯科クリニック歯並びとは異なり、噛み合わせは高さ、幅、奥行きによってバランスが決まります。
噛み合わせと歯並びのバランスがとれているのが最もベストな状態といえます。

まずは、しっかりとした噛み合わせを作ることが審美治療においても重要になってきます。

噛み合わせ治療で改善する病気

噛み合わせ治療を行なうことによって、以下のような病気の改善が見られます。

・顔の輪郭の不対称
・顔の歪み
・頭痛
・顎関節症
・口が開かなくなる
・歯周病
・肩こり、腰痛
・背骨の曲がり
・高血圧
・自律神経失調症
・不眠症
・ホルモンバランスのくずれ
・無気力、消極的な性格の改善

いくつもの病気に関係があることがご理解いただけたかと思います。
次に、数ある症状の中から、歯科医院で治療のお手伝いができる、 顎関節症についてご説明します。

顎関節症

◆顎関節症とは
顎関節症とは『顎関節症』とは、顎関節周辺に何らかの異常がある慢性的な疾患のことをいいます。口を開けると、顎が痛かったり、「ポキッ」と音が鳴ったりする場合には顎関節症の可能性があります。
顎関節は両耳の前の部分に1つずつ、計2つあります。 口を開けるとき回転しながら前へ滑り出し、開け閉めにともなって左右の関節が同時に動くので、耳の前を触ると顎関節の場所がはっきりとわかるでしょう。
歯と顎の関節は同じ骨の中にあるため、噛み合わせがこれらの動きに大きく影響します。噛み合わせと顎関節のバランスが悪いと、顎関節だけではなく顔の筋肉にも悪影響を及ぼし、顎関節症が起こりやすくなってしまいます。

◆顎関節症の症状と原因
顎関節症になると、口を開けたり物を食べたりすると顎が痛い、顎を動かすと音が鳴る、口が開きにくい、開かないなどといった症状が見られます。場合によっては、頭痛、肩や首のこり、耳鳴り、などの全身的な症状も見られます。
顎関節症の原因には中枢神経性、遺伝的脆弱疾患、習慣性因子、精神的因子(ストレス)などがあり、発症の多くはいくつかの原因が複合しているといわれています。上下の噛み合わせが悪い場合は、下の顎が前・後や横・斜めにずれることにあります。下顎は頭から筋肉やじん帯で吊られた構造になっています。噛み合わせがずれている場合、重い頭を支えている肩、首、筋肉に負担がかかり、バランスが崩れ全身的な症状となって表れます。
このように、噛み合わせからくる顎関節症は全身の筋肉のバランスに関わってくる重要な要素になっています。

◆顎関節症治療で行われる検査
顎関節症の痛みや発症の原因には個人差があります。それぞれの症状に応じて、薬物療法、スプリント療法(マウスピース状のものを装着する方法)、矯正治療(矯正装置を使用する方法)などの治療を行ないます。
まずあらゆる角度から様々な検査をして、患者様にあった治療計画をたてます。
検査では、主に、視診、触診、顎運動検査、顎関節部の画像診断(エックス線撮影法、エックス線CTなど) を行います。

治療期間について

治療の回数は人それぞれ異なります。2~3回の治療で治る方や、月1回調整される方もいます。
なお、スプリント療法を応用した方法の1つにスポーツマウスガードがあります。

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